コンビニグルメ/インスタントラーメン

カップ麺も開発者で選ぶ時代がやって来る? 達人といわれた社長のラーメン(2ページ目)

十勝新津製麺の『達人といわれた社長のラーメン』は同社社長が開発者であることを前面に押し出した塩味のカップ麺です。特に麺にこだわったこのカップ麺、その実力を味わってみました。

久須美 雅士

執筆者:久須美 雅士

コンビニグルメガイド



まずは内容物の確認から。麺は氷結乾燥ノンフライ麺です。それにレトルトの具(メンマ、チャーシュー)、液体スープ、写真には載っていませんが乾燥具材(ネギ)が入っています。麺と乾燥具材をお湯で戻した後、液体スープとレトルト具材を入れます。



これが出来上がりです。お湯を入れる前後の麺を見比べてください。細い麺ですが、お湯を入れると普通のラーメン並に太くなります。これは伸びた状態ではなく、作った直後です。麺の食感は製麺メーカーだけあって抜群で、生麺と言われても信じてしまうことでしょう。

具はレトルト製品だけあってそれなりの食感です。メンマもフニャフニャではなく歯ごたえがありますし、チャーシューはトロトロです。味付けはちょっと強めになっています(ちょっとしょっぱく感じました)が、スープがあっさり目なので、これくらいの味付けが適当なのでしょう。

スープは塩味なので、しょうゆ味やみそ味のスープに比べるとあっさりですが、スープだけ飲んでみると意外に濃い味です。ところが、麺にスープが意外にからまず、麺を食べてもスープがいっしょに口の中に入っていかないのです。作ってからすぐ食べず、ちょっと時間をおいて麺にスープをなじませてから食べると、ちょうど良くなるみたいです。



トータルで見ますと、社長の名前を出して売るだけの実力はあるのではないかと思います。特に麺が出色です。乾麺とは思えない出来です。麺がメインで、あっさりとしたスープと箸休めの具を付けたのではないかとも思いました。ぜひ麺を味わってみてください。

※このカップ麺はローソン限定です。


十勝新津製麺(http://niitsu.biz/)
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※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。

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