コンビニグルメ/ソフトドリンク

ホットペットCMで魅せる『ブランド横断ブランド』 心も温かく『冬の温キリン』(2ページ目)

キリンビバレッジはホット用ペットボトル入り製品で一つのサブブランドを作りました。それが『温キリン』。最近話題のテレビCMから、キリンのブランド戦略も考えてみたいと思います。

久須美 雅士

執筆者:久須美 雅士

コンビニグルメガイド

さて、ページも変わったので中身の話をしましょうか。同じ商品でも容器によって中身を変えていることがよくあります。烏龍茶ですと190g缶だったらチビチビ飲める濃いめの味付け、500g缶だとごくごく飲めるあっさりとした味付けと、濃さを変えているものがあります。今回は生茶について、缶入り製品とホット製品を比べてみました。



何となくホット用のほうの水色が濃い感じがしませんか。飲んでみますと、ホット用のほうが渋くて、粉っぽい感じがします。香りも強いと思います。飲んだ後にキリンビバレッジのニュースリリースを見ましたら、缶入りには入っていない『碾茶』(てんちゃ)がホット用には入っています。碾茶とは葉肉のみを使ったお茶だそうです。

ニュースリリースによりますと、『網焼き玄米』は日本茶玄米よりもコシヒカリを2倍使っていますし、午後の紅茶はディンブラ種の茶葉をブレンドしています。ホット専用の『レモンとハニー』があります。通常商品をただホット商品にしただけではないわけです。



また宣伝戦略に戻りますが、『温キリン』というコンセプト、よく考えられたコンセプトではないかと思います。この調子で、お茶だけでなく『ファイア』や『きりり』にもホット用ペット商品を出してほしいと思いますが、木村拓哉さんやモーニング娘。のみなさんは何を歌うのでしょう?

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