今年はホット販売可能なペットボトルがたくさん出ています。数年前までは『ホット用ペットボトルなんてできっこない』という話もあったのですが、技術の革新とはすごいものです(そういえば、ボトル缶もホット販売可能なものができてしまいましたね)。ここに至るまでには、ペットボトルの使用許可→小容量ペットボトル使用に関する飲料業界自主規制解除→ホット用ペットボトルの開発と、20年近い時間を必要としたのです。

さて、今年発売されたホット用ペットボトル飲料の中で気になったのが、キリンビバレッジの『冬の温キリン』です。HOT生茶、午後の紅茶、網焼き玄米の3ブランドを一つのブランドとしてくくっています。CMも同じようなタッチの構成でまとめています。



まず注目することが、『温キリン』というブランド名です。上記3種類はそれぞれ独立したブランドとして販売されていますが、それをホット用ペットボトルというくくりで一つのブランドを作っていることです。普通だったら、それぞれのブランドのホット用という位置づけなのでしょうが、それを一つのブランドとしたことは特筆に値すると思います。
もう一つは10月12日よりオンエアされているテレビCMです。それぞれのCMに出演しているタレントと素人さんがアカペラで歌うというものです。これらのCM、タレントが出演してはいますが、出演していなくともCMとして成立するのがすごいですね。歌っている歌は以下の通りです。

商品名曲名アーティスト
HOT生茶空も飛べるはずスピッツ
午後の紅茶青春の影チューリップ
網焼き玄米青空ブルーハーツ


また、HOT生茶は新潟県寺泊町、午後の紅茶は新潟県新津市で撮影されたそうです。午後の紅茶に出てくる野球場は電車に乗ると、新津近辺で線路脇に見える野球場だと思います。HOT生茶に出演している中学生がいかにも新潟の中学生みたいだったので、どこで撮影したのか気になっていたのですが、地元の新聞に『新潟で撮影』と書いてありました。そういえば、『にいがたロケネット』というフィルムコミッションのサイトでCMに出演する人を募集していたのを見た気がします。なお、網焼き玄米のCMの撮影場所は調べましたが、よくわかりませんでした。まわりの雰囲気からして越後湯沢のような気がしていますが。

 これらのCM、お茶は体を温めるだけでなく、心も温めるものだというメッセージを持っていると思います。そのコンセプトと画像が見事にマッチしていますね。