これが作りたて直後の写真です。写真ではよく見えませんが、スープの色が白いです。ラーメンで言うところの『白湯』(パイタン)ですね。原材料を見ると乳蛋白が入っているので、これの白色が出ているのでしょう。具もキノコが入っていたりしまして、スパゲティのイメージを強く感じます。
出来上がり直後はコショウの香りを強く感じました。味は乳蛋白が入っていることもあり、ややクリーミーですが、食べ終わって感じたこと。「やはりカップヌードルの味だ」ということでした。オリジナルの味はよく考えられた味だということを、いま一度再確認してしまいました。これがオリジナルが今でも残っている理由なのでしょう。
また、品物の移り変わりが激しい商品でありながら、発売当初から最近までの商品の歴史がしっかり残っているということは、食品研究家にとってもうれしいことです。名作は歴史が残る、逆に歴史が残るから名作だということも言えるでしょう。カップヌードル50周年まであと20年、ぜひその瞬間にも立ち会いたいと思っています。