ザ・ペニンシュラ ブティック&カフェ
お店のエントランス脇には、ガラス越しにパティシエの方々の様子を拝見することができます。
また店内のカフェでは、軽食もいただくことができます。
エグゼクティブペストリーシェフの野島茂氏
1966年生まれ。全日空ホテルに勤務後、94年から10年に渡り、パークハイアット東京にてペイストリーシェフを勤めるあいだ、数々の名誉ある賞を受賞。 03年には、フランス・リヨンにて開催された「第8回クープ・ドゥ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー」で銀賞を受賞。 担当はアントルメショコラと飴のピエスで、蛇をモチーフにされました。詳しくはこちら>>(バックナンバー)
シェフが「あの時、蛇をモチーフにしたのは、僕がトンガっていたからかな。(笑)」と笑いながらおっしゃっていました。
アリヤ
アリヤ(600円) |
野島氏が、クープ・ドゥ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリーで銀賞を取得された際、作られたアントルメショコラ。
「グラッサージュにこだわった」と言われる野島氏は「ココアで作ると、どうしてもゼラチンを大目にいれてしまうことになりグラッサージュが口の中に 残ってしまう。これを艶やかなチョコレートを使用することで、口どけのよいものになります。」
このこだわりのグラッサージュの下には、“ビターチョコレートのムース”“レモンのコンフィがはいったクリーム”“モミの木の蜂蜜を使用したクリー ム”“キャラメリゼしたヘーゼルナッツがたっぷりはいったビターチョコレートのムース”“ヘーゼルナッツのプードルをたっぷり使用したビスキュイ” で構成されています。
幾重にも重なった味わいが複雑ですが、誰からも愛される親しめる美味しさです。
レミントン&トンプソン
上:トンプソン、下:レミントン |
“ピスタチオ+レーズン”はスポンジにホワイトチョコレートを染み込ませたもの。 “アーモンド+オレンジピール”はミルクチョコレート。“ココナッツ”はビターチョコレートです。
またこのケーキは、総支配人のマルコム・トンプソン(Malcolm Thompson):が教えてくれたものということで、フルーツでデコレーションしたレミント ンは「トンプソン」と名前がつけられています。
トンプソン氏はパークハイアット東京で7年間総支配人を務められた関係で、野島氏とも交流が深いこともあり、このケーキを教えていただいたそうです 。 また1995年から1997年にかけては、オーストラリア首都特別地域観光局の局長を務められたこともあり、オーストラリア菓子「レミントン」についてご存 知。(イギリス国籍、ロンドン大学およびニューカレッジ卒業)
ペニンシュラ・チョコレート
香港のペニンシュラで大変人気なチョコレート。 このチョコレートを香港のペニンシュラから空輸で取り寄せているものと、東京で作られているものの2種類があります。◆左上:4ブラザーズ ヘーゼルナッツ(250円):4粒のヘーゼルナッツをミルクチョコレートで一つにまとめたシンプルなショコラ。(香港空輸)
◆右下紹興酒(300円):紹興酒に漬けられたチェリーがショコラの中に入りアクセントに。紹興酒の香りがショコラと合っています。
◆左下:アルマニャック(300円):ペニンシュラのロゴがはいったビターで滑らかなショコラにアルマニャックの香りが広がる大人のショコラ。
個人的には、空輸のものより、東京で作られているショコラのほうが好み。 なお空輸のものは、日本橋三越で購入することができますが、ここでは野島シェフのチョコレートも合わせていただけるのも魅力。
■ザ・ペニンシュラ ブティック&カフェ(The Peninsula Boutique & Cafe)
■住所:東京都千代田区有楽町1-8-1 ザ・ペニンシュラホテル東京 地下1階
■電話:03-6270-2888(代表)*ご予約は承っていません。
■営業時間:6:30-21:30
■席数:42席
■ドレスコード:カジュアル
■ホームページ:「ザ・ペニンシュラ ブティック&カフェ」