ラーメン/東京のラーメン

雉ラーメン 季織亭@経堂

昼は弁当屋さん、夜は食材にこだわったラーメンを提供している「季織亭」が今年力を入れているのが「雉(きじ)ラーメン」。スープは雉白湯、具も雉づくし。

大崎 裕史

執筆者:大崎 裕史

ラーメンガイド

昼は弁当屋さん、夜になると素材にこだわったラーメンを提供する店に変身する「季織亭」(経堂)。麺は国産小麦を使った自家製手打ち麺。化学調味料は一切使わずに天然素材で旨味を追究している。今年になって、レアな「雉ラーメン」を提供しているので紹介してみたい。

雉らーめん 1500円(卵付き+150円)

季織亭
雉らーめん 1500円
昨年末頃から限定で始めた「雉らーめん」。それまで記事を書かずに貯めておいたのには理由がある。雉には産卵期があって3月から6月頃までの3ヶ月くらいしか、卵が手に入らないらしい。そして、その時期がやってきたのだ。

この卵の白身が実にうまい。旨味の塊とでも言おうか。だから、ぜひとも卵付きで味わっていただきたい。しかし、仮に卵が無くても素晴らしい一杯である。スープはほぼ雉100%の白湯スープ。麺を一度お湯で茹で、その後、スープで少し煮込むという手間をかけており、麺にしっかりと旨味が絡んでいる。

具は雉のムネ肉、モモ肉、皮、つくね、と贅沢な雉づくし。この雉肉が臭みもなく、噛み締めるたびに旨味が溢れてくるのだ。1500円という値段でも特価であろう。雉のガラと雉肉を一緒に仕入れているので、それでも安く提供できるらしい。写真は卵がないときだったが、後日、雉つけ麺で卵をいただいた。小さいがその旨味と舌触りはたまらないものである。


神那鶏そば 800円

季織亭
神那鶏そば 800円
雉らーめんを出す前は、栃木の地鶏である「神那鶏」を使った鶏白湯スープのらーめんを出している。こちらもうまいので雉が売り切れだったりしたら、頼んでみよう。


烏骨鶏そば 値段未定(卵付き+300円)

季織亭
烏骨鶏そば 値段未定
雉に続いて、近日発売予定なのが「烏骨鶏そば」。烏骨鶏をふんだんに使ったスープ。この鶏は旨味が強すぎるのでそれをまとめて完成するまでには試行錯誤があったようだが、ほぼ完成したのが右の写真。こちらも卵付きだが、烏骨鶏は黄身がうまい。高いだけある。烏骨鶏卵かけ御飯と一緒に食べるという贅沢の仕方もあるようだ。そのあたりは店主に聞いてみよう。

ちなみに1階はラーメン店、2階が「季織亭2」で店主曰く焼酎Barという位置づけ。レアな焼酎や日本酒が用意されており、つまみも多数あるので予約してから行って欲しい。


<店データ>
■季織亭
所在地:東京都世田谷区経堂2-5-14
電話番号:03-5477-2029
営業時間:17:30-23:00頃、土日祝は12:00-15:00、17:30-23:00(売り切れ終了)
定休日:不定休(あまり休み無し)
地図:Yahoo!地図情報
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。

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