久留米ラーメンフェスティバルに行った際にひょんなことから佐賀のラーメンを回ることになった。実は久留米から佐賀まではそんなに遠くはないので、私自身もいくつかの店をピックアップしていたのであった。その情報と地元の方の経験を元にすり合わせ、4軒の店を回ったわけなのだが、これがいずれもすごい実力店。「うわぁ~うまいや~」と思わず声に出てしまう店ばかりなのであった。

正直言って、私の軽めの経験値から「佐賀のラーメンは豚骨ベースだがややライトな感じ」という印象だった。情報もあまり無かったことから、積極的に食べ歩きをしようという気になれなかったことも事実。地元のラーメン好きの方の後押しもあり、回ってみてびっくり。これは佐賀のラーメン侮りがたし、というのが正直な気持ち。

帰ってからいろいろ調べてみるとこの時に回った4軒は見事に人気上位の店ばかり。さすがに旨いはずだ。この4軒に加えて、この日には回らなかったが「一休軒本店」「丸幸ラーメンセンター」(いずれも実食済み)あたりが佐賀の代表的な、さらには人気のあるラーメン店ということになる。

※データは2004年11月実食当時のものなので変更になっている場合もあるのでご了承ください。

●一竜軒@唐津市 ラーメン 佐賀に行く予定はあまり無かったが地元の人のお勧めもあり唐津まで遠出した。正直言って唐津がどこにあるか?というのを地図で理解していたら「唐津に行こう」という発想は出てこなかったと思う。結構遠いのだ。でも、話の流れで行ってみることになった。しかし、時間をかけて来た甲斐がある濃厚豚骨ラーメンとの出会い。これはビックリ。かなり旨い!しかも450円。今は無き大牟田の店で修行し、小倉で店を出して人気店になったが一時、閉店。その後、唐津に移転して再開したが、味は高水準で人気も変わらず。昼だけの営業なので東京から行くのは覚悟と準備が必要だがちょっとびっくりの豚骨ラーメンだった(鶏ガラも入ってるかも?)。骨髄もたっぷりで時間をかけてじっくり煮込んでるのがわかる。スープを飲み干すとたっぷりの髄が残る。それはレンゲにも残るほどでかなり濃厚。しかもくどくない。やや久留米よりの味。お薦めの逸品。ラーメンと一緒に赤いコップに入った紅生姜が一人分ずつ出てくるところが面白い。  住所:佐賀県唐津市菜畑4070-2   TEL:0955-75-3455 営業時間:11:30-15:00  休日:日曜日・第2・第4水曜日


●来久軒@武雄市 ラーメン 佐賀県と長崎県に何軒かある店の本店は意外と山の中だった。(長崎県の店は最近店名が変わったらしい)ここは久留米系の豚骨とはまた別のタイプの豚骨(乳化して乳白色)でこれも旨い。丁寧に時間をかけて煮込むらしい。創業30年近くやっているようで、地元のファンも多い。スープはやわらかい感じだがまた食べたくなるタイプか。紅生姜はテーブルには置いてない。チャーシューはモモ肉使用で3枚くらい入っている。  住所:佐賀県武雄市武雄町武雄4190-2   TEL:0954-22-2522 営業時間:11:00-22:00  休日:月曜日


●いちげん@川副町 ラーメン 佐賀のラーメン通に言わせるとトップクラスの人気店。一休軒鍋島店出身らしいが「昔ながら」の部分と「今風」をいい具合に重ね合わせた感じでとんこつらーめんの傑作と言えよう。丼からこぼれんばかりのスープ(実際はこぼれていたが)に脂がキラキラ。レンゲにも残る髄の量、これはじっくり丁寧に煮込んでいるのだろう。実においしかった。丼の底にはかなりの髄が残る程に濃厚。それでいてくどくない。そうそう、ここの店主は若くてイケメンである。こういう人に佐賀のラーメンを盛り上げて欲しいものだ。  住所:佐賀県佐賀郡川副町大字西古賀925-1   TEL:0952-45-7865 営業時間:11:00-15:00、17:00-21:00  休日:水曜


●一休軒 鍋島店@佐賀市 ラーメン 佐賀の人気店。店名の通りに「一休軒」の支店なのだが私の印象だとかなり違う。看板も「鍋島一休軒」となってるし、同じと思って本店しか食べてない人が居たらもったいない。これぞ昔ながらの佐賀風とんこつらーめんなのかと感心・感動。なかなかおいしかった。湯切りをする時に直角平ザルを使用し、麺を浮かせた状態でザルを茹で鍋にぶつける仕草がちょっとうるさいけど面白い。そうすることでザルの余計な湯分を落としているのだろう。またこれも何軒かで見受けられたが薄切りチャーシューが麺と絡んでなかなかおいしく食べられる。   住所:佐賀県佐賀市鍋島町八戸1144-1   TEL:0952-26-8095 営業時間:11:00-20:40  休日:水曜日
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