前々から笠岡には「地ラーメン」があるという話は聞いていました。そのうち、行かなきゃ、とは思ってはいたモノの、なかなか行けずに季節だけが変わっていきました。今回、行くきっかけになったのは『月3回しか出さないラーメン』を食べることができるチャンスが巡ってきたから、ということになります。そこで『月3回しか出ないラーメン』と笠岡の「地ラーメン」について紹介します。
※「地ラーメン」とは、「ご当地ラーメン」と呼ぶには小規模だが明らかに特徴があり、その地に根付いたラーメンのこと。東京では「武蔵野の油そば」「八王子系」などがその一つと言えます。近くでは千葉の「竹岡ラーメン」、水戸の「スタミナラーメン」、などがあげられます。
まず、笠岡とはどこにあるのか?どんな街なのか、私も知らなかったので私が勉強したことも踏まえてご紹介します。
笠岡は岡山県西南部に位置し、西は広島県、南は瀬戸内海と接している「カブトガニのまち」として有名。世界で唯一の「カブトガニ博物館」もあります。ちなみに宴会の一本締めは「カ・ブ・ト・ガ・ニ!」でした(笑)。瀬戸内海には大小約30の島があり笠岡諸島と呼ばれています。また太陽の広場や公園には石彫アートが多数展示されています。笠岡までの交通は、電車なら岡山駅からJRで40分、快速もあります。福山駅から15分。車なら山陽自動車道の笠岡ICから。
笠岡のラーメンの歴史を語る上で、今はもう無いのですが「斉藤」というお店の存在が大きかったようです。多くの店がこのお店の味を参考にし、あるいは受け継いで今の味にいたってるようです。大きな特徴はチャーシューの替わりに煮鶏(かしわ)が使われていること。そしてスープが鶏ベースの醤油味です。麺は細め、やや縮れ。具は煮鶏と青ネギ、メンマが基本。
では、笠岡のラーメンを紹介していきましょう。