水ようかんではなく、生水ようかん!
口に入れると水に変わる、これ以上ない水々しさ |
丹波大納言粒餡が入った小鯛焼きが、あまりにも有名な「桃林堂」。こちらも篭などに詰め合わせてもらえるため、おもたせや贈答品には最適ですが、こちらのイチオシとして特にお勧めしたいのが、季節限定「生水ようかん(小豆242円/抹茶273円)」。
今年は5月9日から販売が始まり、9月頃までを予定。豆はもちろん炊き上げますが、再加熱加工をしないことで、より小豆の風味を生かしています。
食感は、通常の水ようかんより、さらにやわらかめ。口の中に入れると、あっという間に水に変わるような気がするほどのフレッシュさです。それだけに素材へのこだわりも天下一品。幻の小豆とも言われる備中の白小豆、北海道のてぼ(白あんを作る豆)、京都の抹茶、丹波の細寒天など、国産の良品のみを使用しています。
小箱の中は、小豆と抹茶の2種類 |
生水ようかんを流し入れた、風ぐるまのような防水の紙の小箱も、おもたせには、とてもお洒落。箱の大きさは、約2.5センチの正方形。生だと店頭でしか購入できなさそうですが、8~20個の箱詰めの場合は、発送も可能(2,405円~5,576円)。こちらには、小豆と糸寒天と砂糖で作られた水ようかんもあるので、お間違いなく。
風土菓 桃林堂 公式HP
メレンゲが秘策のショコラスフレ!
ふわっふわの食感のショコラスフレ(ワンカット) |
せっかくの「BEST5!」なら、5つとも別のお店の商品を選ぶのが、よりバラエティーに富んでおもしろいと思ったのですが、それでもあえて入れたかったのが、前ページの桃パイでも紹介した「巴裡 小川軒」のショコラスフレ。
見た目はロールケーキなのですが、小麦粉を使わず、卵とメレンゲとココアとビターチョコレートのみで生地を作っているため、こちらではスフレと呼んでいます。中でも、このショコラスフレの要ともなるのが、メレンゲの使用。これにより、他のお店のロールケーキとは一線を画した、しっとりしながらも、ふわっふわな食感を楽しめます。
中は、甘さ控え目の生クリームで、大きさは巻き具合によりますが、直径約9センチ、厚さ約2~2.5センチ。店頭では、ワンカットのみの販売ですが、事前予約の場合、5カット分を1本としたロングサイズも購入可能。
こちらは、通年の販売ですが、私も売り切れでがっかりしたことが何度かあるので桃パイ同様、予約するのがベターでしょう。似たようなケーキに「マロンスフレ」や「小川軒ロール」「フルーツロール」などもありますが、断然、ショコラスフレ(1カット/315円 ロング/1,680円)がお勧めです。
巴裡 小川軒 公式HP