ノーミルク、ノーバターの「ザ・クッキー・ミュージアム」
「ザ・クッキー・ミュージアム」の入口 |
シンガポールで最も有名なクッキー店と言われる、「ザ・クッキー・ミュージアム」。場所は、前ページのチョコレート専門店「マックス ブレナー」のお隣りです。
目の前で茶葉が開く香りが感じられるティーワゴンサービス |
カフェスペースは、3テーブルほどと少なめなのですが、インテリアは、ベルサイユ宮殿のような華やかさ。お茶は、座るなり、ティーワゴンをゴロゴロと運んできて、目の前で淹れてくれるので、茶葉が開き、香りが立つのがわかります。
一緒に来た人とカップを変えてサービスしてくれます |
この日、オーダーしたのは、「ピオニーガーデン」。春先に咲く、はかなく可憐な花をイメージしたお茶なのだそう。そのせいか、色は淡め。でも、ほのかな甘みを漂わせる味わいは、しっかりと出ていました。
通年の人気は、ブルーベリー&マカダミアンナッツ
お茶とともにサービスされるクッキー(種類は選べません) |
クッキーはクリームを添え、お茶とともに1枚サービスされますが、この日出てきたのは、通年通して人気があるという、ブルーベリー&マカダミンナッツ。クッキーと言うと、こんがりキツネ色に焼けた表面を想像しますが、こちらのは全体的に、色は薄め。そして、やわらかめの食感です。
なぜなら、それは、ベリーもドライではなく、生を使っているから。フレッシュな果実味を生かす仕上がりになっているのです。しかも、ノーミルク、ノーバターで、砂糖も少なめ。とてもヘルシーです。
クッキーは、なんと約280種類!
小さいサイズの試食用クッキー入った沢山のビンが、ワゴンで運ばれてきます |
種類は、聞いて驚くなかれ。クラシック、フルーティー、フラワーなど、年4回のフレーバーチェンジはあるものの、なんと約280種類。しかも、通常より小さめのサイズにはなりますが、8種類を試食できるというから楽しみです。それが、お茶同様、ワゴンで運ばれてきて、スタッフの女性がそれぞれのビンを空け、説明しながら、1枚ずつお皿にのせてくれます。
ワゴンのビンを指差し「コレ」と言うと、スタッフの女性が説明付きで試食させてくれます |
おいしかったのは、やはりベリーもの。でも、トライした中には、甘い焼き菓子というクッキーの常識をくつがえす、おもしろい変り種な味も。
たとえば、それは、チキンライス、アンチョビ、わさび+マカダミンナッツ、サーモン+マカダミアンナッツなど。スパイシーなものは、お菓子と言うより、お酒のおつまみに合いそうです。中には、蓮の実に金粉をあしらった、リッチなものもありましたが、これは見た目の印象。金額的にリッチなのは、トムヤムクンでした。
2009年12月からはウェブ販売も開始予定
店内のインテリアは、ヴェルセイユ宮殿のよう |
ちなみに、日本人の女性に好まれるのは、ラベンダーやローズなどのハーブものなのだとか。スタッフの方いわく、「シンガポールの女性は、ラベンダーはあまり好きではない方が多いですね」とのこと。
私もラベンダーとローズのクッキーを購入 |
こちらのひと缶は、3段重ねで24枚入り。種類にもよりますが、だいたい40~48シンガポールドルです。常温で半年くらい持つので、こちらもお土産には最適。ただ、割れやすいので、機内持ち込みがベター。なので、買い過ぎると、空港で悪戦苦闘するため、たくさんご入用の方は、12月から始まる予定のウェブ販売を利用するのもお勧めです。
ザ・クッキー・ミュージアム 公式HP(英語)
デコレ激写!~シンガポールレストラン編~
シンガポール政府観光局 公式HP
シンガポールガイドサイト