「翡翠宮」で開催される6月30日までの特別コース!

翡翠宮

「ハイアット リージェンシー 東京」内の中国料理店「翡翠宮(ひすいきゅう)」では、現在、凍頂烏龍茶の茶葉を使った料理や、茉莉花茶の香りがアクセントになった特別コース「薫風健菜」が開催されています(2009年6月30日までの期間限定)。

メニューを見ると、「健菜」という名の通り、アペリティフから「苦瓜汁」。翡翠色の「ライチのお酒とゴーヤのカクテル」が、甘みの中に残る程好い苦味で、食事前の胃を軽く刺激します。

一同、大絶賛のジャスミン茶を練り込んだパン!

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ジャスミン茶入りパンに挟んで食べる「鶏肉と松の実炒め」。

コースは、アペリティフや食後の特撰中国茶「台湾産文山包種茶」も入れると、全10品。個人的に、特に気に入ったのが、中盤で出てきた「鶏肉と松の実炒め」。失礼ながら、雲丹や鮑、フカヒレが入った料理に比べると、一見、地味な見た目なのですが、これがなんとも心に残るひと品なのです。

「鶏肉と松の実炒め」は、塩味もちょうど良く、そのまま食べても美味しいのですが、その味わいをさらに引き上げるのが、ジャスミン茶を練り込んだパン。オーブンで軽く焼かれているので、表面は香ばしく、中はふっくら。挟んで食べると、鶏肉の脂を愉しんだ後、茶葉のさわやかさが後味に残ります。

このパンは、永沼料理長も「我ながらよくできた」と言う自信作。この日、テーブルを一緒に囲んでいた一同からも、「パンだけ別売りしてもらえないか」という声が上がるほどでした。

天下一品の歯応えを愉しむ、クラゲの頭。

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お皿の中央のちりちりしたひと品が、クラゲの頭。

もうひとつ、印象に残ったのが、最初に出る「7品の特製冷菜」。珍しかったのが、クラゲの頭。

「頭」と限定されている冷菜を食べるのは初めてでしたが、聞くところによると、中華料理では高級食材とのこと。普段、よく目にするクラゲは、傘の部分にあたるそうで、麺のような見た目ですが、これはもっとちりちりした感じ。とにかく歯応えに、インパクトがあります。どこででも出会えるものではないので、できればこういう機会に、ぜひトライしておきたいもの。

他には、「ナスの黒酢仕立て」 「蒸し鶏の豆板醤」 「カボチャの練り物」 「稚鮎と中国ハムのライスペーパー巻き」 「紹興酒で酔っ払わせた甘エビ」 「人参、キャベツ、カリフラワー、ブロッコリのゼリー寄せ」がお皿にのっていました。

烏龍茶の茶葉入りの塩窯でさっぱり焼く天草豚ロース。

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天草豚ロース肉の塩窯蒸し 烏龍茶の香りで。

そして、今回、はずさずにご紹介したいのが、「天草豚ロース肉の塩窯蒸し 烏龍茶の香りで」。永沼料理長がハンマーで硬い塩をコツコツ割ると、中から出てくるのは、じっくりと旨みを封じ込めた豚肉。

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そのため、とにかく脂が甘くて美味しい。ジューシーというのは、こういうことを言うのだろうと、実感するひと口です。でも、口の中がじっとりしないのは、塩窯に入れた頂上烏龍茶の茶葉のせい。さっぱり感も楽しめます。

「薫風」を象徴する空豆入りの茶碗蒸し。

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雲丹入り中国風ロワイヤル ふかひれ添え。

また、評判が良かったのが、「雲丹入り中国風ロワイヤル ふかひれ添え」。生姜醤油で香り付けした茶碗蒸しです。中には、北海道産の雲丹、ユリネ、フカヒレなどが入れられ、とてもリッチ。空豆は、季節柄、特にこの「薫風」にはふさわしい野菜です。

たらば蟹の味をストレートに味わいたい方は、そのままで。

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たらば蟹の彩り揚げ 北京風。

「たらば蟹の彩り揚げ 北京風」は、黒酢を使ったソースが、ちょっとピリカラなひと品。お好みで豆板醤をかけてもいいようですが、たらば蟹の味をストレートに味わいたい方は、そのままいただくのがお勧め(私も何もつけずにいただきました)。

ただ、ちょっと残念だったのが、添えてあったのが、「バラフ」ではなく、「アイスプラント」だったこと。海ブドウさながらの「プッチーナ」などのプチプチした野菜は、今や新顔食材として、多くのレストランで登場していますが、やはり食べ比べると、「バラフ」が一番。クラゲを傘ではなく、特別な頭にした経緯からも、「バラフ」が添えられていたら、私の中ではベストでした。

とは言っても、「アイスプラント」はあくまで添え物。このひと品の主役は、たらば蟹です。そのしっかりと引き締まった身の味わいは、一堂が口々につぶやいた「美味しい」のひと言に尽きるでしょう。

鮫の浮き袋で、美肌に貢献!

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あわびと魚肚、なまこの醤油煮込み 上海風。

「雲丹入り中国風ロワイヤル ふかひれ添え」と並んで、リッチだったのが、「あわびと魚肚、なまこの醤油煮込み 上海風」。

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調理前の鮫の浮き袋。
魚肚とは、鮫の浮き袋。クラゲの頭同様、こちらでは、食べる人を引きつける食材選びに気を配っているのがわかります。食感は、薄く切った筍のような感じで、ゼラチン質のため、美肌にも貢献。付け合せのうるいが、全体の彩りを引きしめます。

上海料理は、甘めで濃い味が特徴と言われますが、このひと品も例にもれず。醤油と食材の甘さが、程好くマッチします。

またしても羊乳チーズ。なのに、臭みが少ないのは?

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羊乳チーズと野菜のレタス包み蒸し。

そして、「羊乳チーズと野菜のレタス包み蒸し」。「レストラン タテル ヨシノ 銀座」でもそうでしたが、羊乳チーズが苦手な私には、メニューでこの文字を見つけただけでも、「ああ、またしても」。

でも、「北海道産なので、臭みが少ないですよ」という言葉を信じ、レタスから透けて見える白い物体を一息に食べてみたところ、確かにそう。ヨーロッパのものとは、その度合いは、確かに異なります。

とは言っても、羊は羊。若干はその匂いが鼻に抜けてゆく感じはしますが、それをすぐさま緩和してくれるのが、全体にかけられた上湯(しゃんたん)スープ。そして、フルーツトマトの甘さや、レタスの中のジャガイモに気を取られているうちに、いつしか口の中から、羊が姿を消している感じです。

なので、羊乳チーズが苦手な人でも、全然大丈夫。美味しくいただけることでしょう。ただ、個人的な欲を言わせてもらえば、食事のラストがこのひと品だったのは、ちょっぴり残念。塩窯のような華やかなメインで、満腹になりたかった気もします。

でも、きっと、これはこれで、フランス料理のように、チーズで一呼吸置いてから、デザートへ突入してほしいという、しっかりとしたコース構成の意図も感じられるので、好きな方にはパーフェクトなのだと思います。

焼菓子もあるデザートで、幸せの余韻を。

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サワーソッププリン 苺アイスクリーム添え 杏仁豆腐のマンゴソース 渋皮マロン入り焼菓子。

デザートは、「サワーソッププリン 苺アイスクリーム添え 杏仁豆腐のマンゴソース 渋皮マロン入り焼菓子」。プリン、杏仁豆腐は、甘さといい、濃厚さといい、申し分のない美味しさです。

さらに心をつかむのは、焼菓子の存在。これは中華に限らずですが、これがあるかないかで、フィナーレの印象が全然違います。冷たいうちに食べた方が美味しいデザートだけで終わるお店は、今やなんだか物足りない。フレンチで言うなら、小さなマドレーヌやクッキー。食後のお茶と一緒にゆっくり楽しめる焼菓子が出されると、本当に満足を得た気分になります。

中国宮廷料理の伝統を継承した永沼料理長が生み出す、「医食同源」の料理哲学。今月、6月30日までは「薫風健菜」の特別コースを開催。ジャスミン茶入りのパンやクラゲの頭、鮫の浮き袋などを堪能する絶好のチャンスです。

(ちなみに、今回いただいたのは、特別アレンジのディナーコース。通常は、10,500円と13,700円の2コースと、5,800円のランチコースが用意されています。内容詳細は、こちら!)

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翡翠宮
<店舗データ>
翡翠宮
所在地:新宿区西新宿2-7-2
ハイアット リージェンシー 東京 1F
TEL:03-3348-1234(代表)
営業時間
ランチ :11:30~14:30 (LO)
ディナー:17:30~21:30 (LO)
定休日:無休
JR新宿駅西口より徒歩約9分
大江戸線都庁前駅A7出口直結
丸ノ内線西新宿駅より徒歩約4分
(JR新宿駅西口小田急ハルク前より、ホテルまでシャトルバス(無料送迎)が20分間隔で運行中 )
地図:Yahoo!地図情報

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『ラブシャッフル』で、玉木宏さんが貫地谷しほりさんのシーンで使われた
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■近辺のお楽しみ
デパ地下やスーパーでも手に入ることが多くなったプチプチ新顔野菜
「バラフ」
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。