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レストランのトイレ事情~X’masに寄せて~(7ページ目)

【女性トイレ】の中のアレコレを、ランダムにまとめた特撰集です。男性が知り得ない裏舞台だからこそ、女性のメッキもはがれやすい。人の振り見て我が振り直せ!は、トイレが教えてくれる最高のマナー原点です。

執筆者:河野 優美

その鞄、どこへ置く?

レストランのトイレ事情~X'masに寄せて~

レストランでトイレに立つ時、鞄は女性の必需品ですよね。最近はほとんどの所がペーパーかジェットタオル、丁寧な所は一人づつ使える洗い立てのハンドタオルを常備しているので、ハンカチが必要になることは少ないですが、それでもメイク直しやコンタクトの調整など、鞄の中のアレコレが必要になることも多いものです。

でも、個室に入って、「あれ、あれ? 鞄をかけるフックがないわ!」と思ったこと、ありませんか?

それは、もともとなかったと言うより、おそらく日々かけられる鞄の重さに耐えかね、取れてしまった結果。よーく見ると、壁にはうっすらとネジが引き抜けた後が、せつなくも残っています。

ということは、用を足している間、鞄をかけておく場所がない!

そんな時、うーん、その鞄、どこへ置く?

この場合、トイレットペーパーの予備などが置いてある棚があれば、通常は迷わずそこを鞄置き場に任命しますが、小さなレストランだとそれすらないところもある。そうなると、ここが正念場。

まわりにリサーチしたところ、トイレのドアの鍵に無理やり鞄のヒモを挟んでかける人、鞄を片手に持ったままもう片方の手だけで用を足す人(これは、かなり体力を要求される姿勢)、はたまた鞄を首にかけて用を足す人(これは、想像するだけでも笑える)など、その対応は色々でした。

また、水洗の水をためるタンクの上に置くという人もいましたが、これはもちろんタンク自体は汚くはないでしょうが、形状が便器とつながっているため、なんとなくイメージ的にはイマイチ。ここしか置くところがないと思っても、やはりちょっと躊躇してしまうものです。

でも、おもしろいのは、ここから

ついでにリサーチしたところによると、鞄を置くまでは、皆、それなりの葛藤があるのに、いざ置いてしまえば、その後は気にならなくなるということ。

その証拠に、出てきてから、鞄の底を拭くという人は皆無。それどころか、テーブルに戻ったら、平気でその鞄を椅子の上に置いたり。ひどい場合は、テーブル会計時に、その鞄をお気に入りのスカートの膝に置き、お財布を出す人も。

そう思うと、さっきまで気にしていたのはいったい何だったのか。

やっぱり人って、都合の悪いことは忘れる生き物?

でも日々、こんな「まっ、いいか」が溢れているからこそ、楽しく過ごせるのですよね。そう、「まっ、いいか」は、とりあえず自分が楽に生きるためのより良い手段。出来る限り上手に使って、目をつぶりたい出来事との折り合いを、うまくつけていきたいものですよね。

でも、そんな女性も、彼が汚そうなところに荷物を置こうとすると、「まっ、いいか」とはなぜか言えなくなる。「ちょっとーーー! そんなとこに置かないでよっ!」と、厳しくなる一面も。

なので、素敵な「まっ、いいか」は、必ずしも相手にも適用されるとは限らず。自分に甘く、人に厳しい。と、こんな反省点を、トイレから発見しつつ。

まっ、これも女性の特権ですね! まっ、いいか。

レストランのトイレ事情~X'masに寄せて~

【目次】
聖夜はメッキなしで勝負!
ファンデーションで見抜くその女性の本質!
トイレから出て、手を洗わないのはなぜ?
その石鹸、洗ってから使う? 使ってから洗う?
「お待たせしました」のひと言を!
待つ男!
【あとがき】男女兼用トイレってどうしてる?
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