その石鹸、洗ってから使う? 使ってから洗う?
お店のトイレは今やハンドソープが主流ですが、まだたまにレトロに石鹸を置いている所を見かけることがあります。
こんな時、あなたならどうする?
と以前、仲間内にリサーチしたところ、気にせず使う人は皆無。多数が、気は進まないけど使う派で、後の残りは、流水で洗うだけで我慢する派でした。
これで何がわかるかと言うと、皆がどれだけトイレの石鹸をよろしくないイメージで捉えているかということ。使わない人はもちろんですが、使う人でさえ、それは仕方なくであるというのが、ここでの着目点なのです。
石鹸は、一箇所プシュっと押せば洗浄液が出てくるハンドソープと違い、それぞれの手のひらで、何度も泡立ててから使うもの。そのため、よっぽど運良くおNEWに当たらなければ、前の人が立てた泡が、しっかり表面に付着していることもしばしば。ひどい時は、その泡が乾燥し、若干茶色に変色しつつ、こびりついている場合もあるのです。
そんなたっぷりの使用痕跡を目にすれば、想像するのは、見ず知らずの人がその石鹸をこねくりまわしている絵。なんとなく使いたくないと思う人が多いのも、無理はないかもしれません。
ならば、どうすればいいのか。
せめて使った石鹸は、水で洗って戻せばいいのです。
と言うのも、今回のリサーチでおもしろかったのが、自分は洗ってから石鹸を使うのに対し、返す時はそのままという人が多かったこと。結局、皆、気にするのは、自分のことだけ。次に使う人がどう思うかまでは、ほとんどノープロブレムなのです。
でも、次の人のことを考えることこそ、トイレを先に使った者の使命! なぜなら、そこにはきっと、他人への愛があるから!
とは言っても、洗えば洗うほど、早く小さくなってしまうが、石鹸の掟(おきて)。次の人のことを考えるあまり、洗ってから使い、そして使用後にまた洗うとなると、石鹸を本来の目的以外に2回洗うことになり、地球には非常に厳しい使い方となるわけです。
たかが石鹸、されど石鹸。
今日も、自分、他人、地球の間で、ぐるぐるまわる私なのです(小さくて壮大な悩みゆえ、今回は結論が出るに至りませんでした。すみません)。
【関連情報】
最近、レストランでよく見かけるハンドソープ
(自然派ラグジュアリーをテーマにした、有機栽培のハーブ、蜂蜜、野菜、果実等から作られる100%自然製品。コメヌカエキスやオオバコ葉エキス配合で、洗いあがりのしっとり感にも定評があります。)
【目次】
聖夜はメッキなしで勝負!
ファンデーションで見抜くその女性の本質!
トイレから出て、手を洗わないのはなぜ?
「お待たせしました」のひと言を!
その鞄、どこへ置く?
待つ男!
【あとがき】男女兼用トイレってどうしてる?