ファンデーションで見抜くその女性の本質!
ある日のトイレ。ファンデーションが突然岩石のように砕け、バラバラと洗面台に落としてしまった女性を見かけました。
(*先に男性読者の方にお伝えしておきますが、女性のファンデーションは、時として、砕けることがあります。肌に塗るパフに力を込め過ぎたなど、要因はさまざまですが、いずれにせよ、ある程度のお値段はするものなので、けっこうショックなものです。)
私は、隣の洗面台からその瞬間を目撃。でも、見ず知らずの方に、「大丈夫ですか?」と声をかけるのもはばかられ。こういう場合、見て見ぬ振りが一番有難い場合もありますよね。
なので、「愛用のファンデーションが台無しになってかわいそうだな」と同情しつつも、その女性がどうするのか、なんとなく目の端で気にしていました。
するとその女性は、「えっ!」。面倒だったのか、洗面台の中央にある排水溝にそれらをがっと集めただけで、そのまま行ってしまったのです。
私の中では、岩石上になったファンデーションは、ティッシュにでも拾われ、ゴミ箱に捨てられるものと思っていたので、ちょっとビックリ!
これだと次の人が来ても、この洗面台は使えない。もともと2台しかなかったのに、1台にみんなが集中することになってしまいます。
この行動を見た時、同じ女性ながら、百年の恋も冷めるような気分に。長身でスタイルも良く、すごくきれいな人だっただけに、その素敵なイメージが、その女性のファンデーション同様、ガラガラと崩れていくのを感じました。
「トイレには、ちゃんとお掃除の方がいて下さるから」という考えももちろんあるとは思いますが、すぐに来て下さるとは限らず。なので、私達も使わせていただく以上、自分でしでかしてしまった粗相の処理くらいは、ちゃんとしておきたいものですよね。
去ってしまえば、公共の場。誰がやったのかはわからない。それだけに、つい「いいや」と思ってしまいがちですが、次の人が気持ち良く使えるよう配慮するのは、女性トイレには欠かせない思いやり。
ということは、その女性が去った後、気付いた私がファンデーションを片付けるという思いやりもあったわけで。
ああ、まだまだ修行が足りないようです。
【目次】
聖夜はメッキなしで勝負!
トイレから出て、手を洗わないのはなぜ?
その石鹸、洗ってから使う? 使ってから洗う?
「お待たせしました」のひと言を!
その鞄、どこへ置く?
待つ男!
【あとがき】男女兼用トイレってどうしてる?