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【英国政府観光庁】が選ぶ東京のお店!(4ページ目)

【世界の観光局が選ぶ東京のお店!】シリーズ第4弾は、英国政府観光庁のセレクト! 世界で合計10のミシュランの星を持つ伝説のシェフのお店からアフタヌーンティー、パブまで、個性豊かな3店が並びます!

執筆者:河野 優美

海外進出第1号店「ホブゴブリン赤坂」。

英国政府観光庁が選ぶ東京のお店!
小人の看板が出迎える「ホブゴブリン赤坂」入口。

灼熱の太陽に照らされ、赤坂駅から歩くこと3分。地下へ続く階段にさしかかると、急な暗さに目が慣れないせいか、なんとなく別世界に迷い込んだ気持ちになります。一段降りるごとに強くなる冷気、どこかから聞こえる英語の声。それはまるで、ディズニーランドのアトラクション。

英国政府観光庁が選ぶ東京のお店!
無料で楽しめるダーツがある店内。

店内に入ると、一番奥の壁にスクリーンが見え、英語の声の正体がわかります。それは、よくあるCNNニュース。キャスターが世界の出来事を今日も伝えています。

英国政府観光庁が選ぶ東京のお店!
各国の紙幣に囲まれて時を刻む時計。
ここで、酔いから覚めるように一気に現実に戻り、店内を見渡すと、右側がずらっと続くカウンター席。左が、深い色合いのウッドテーブル。カウンターの奥では、古い時計が時を刻み、それを囲むように世界各国の紙幣が所狭しと貼られています。

よく見ると、その紙幣にはサイン入りのものもあり、聞けば、旅行者が来日した記念に、自国の紙幣に日付や名前を入れ、残して行くのだそう。

そのあまりの数に、「と言うことは、ここは来る人のほとんどが海外の方ですか?」と聞くと、「半年くらい前までは80%強がそうでした」。「でも、最近はランチに通ってくれる女性客も増え、夜も日本人比率がだいぶ高くなっています」。

ビールの種類で衣の色が七変化!

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ボリューム満点の「伝統的なビールの衣のフィッシュ&チップス」。

それもそのはず。ここのランチメニューはとにかく種類が豊富。1,000円の「ホブゴブリンランチ」が約13種類、1,400円~2,000円の「ホブゴブリン デラックスランチ」が約6種類。添え物はフライドポテトが多いのを見ると、カロリー的に毎日は厳しいけれど、がっつり食べたい日にまさにピッタリ。

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旅行者が残した紙幣に思いを馳せるカウンター席。
特にアラカルトメニューは、運ばれてきた一皿を見たとたん、「これ、何人前ですか?」と聞きたくなるほど。人気No.1は、やっぱり「伝統的なビールの衣のフィッシュ&チップス(1,500円)」。タラのフィレをビアバターの衣で揚げたものです。

注目は、この衣。明るいきつね色の衣は、小麦粉をラガービールで練ったもの。イギリスを代表するビール「ホブゴブリン」を使うと、もう少し濃い目の色になり、「ギネス」を使うと、グッとどす黒くなるのだそう。ビールの種類で衣の色が七変化するのも、「フィッシュ&チップス」のおもしろいところです。

そのまま食べてもいいですが、通常は自家製のタルタルソース、もしくはモルトビネガー、HPソース(日本で言うトンカツソースのようなもの)、ケチャップ、塩などをお好みで。見た目の大きさにおののく分、脂っこい印象が強いですが、タラのフィレも衣も思いの他あっさりです。最近は、お持ち帰り用に、イギリスの伝統的なショートブレッドやファッジ(生キャラメル)などのお菓子(300円台)も販売しているそう。

人間が1人入れそうな鍋で毎週作るグレービーソース!

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グレービーソースを豪快にかけていただく「本日の自家製パイ」。

もうひと品、アラカルトメニューで気に入ったのが、「本日の自家製パイ(1,400円)」。こちらは中身を日によって変えるホームメイドパイで、この日は牛挽肉を玉ネギ、マッシュルーム、セロリ、イギリスでポピュラーなハーブ・タイムなどと一緒に煮込んだもの(一番人気は、チキンとマッシュルームのクリームパイ)。

英国政府観光庁が選ぶ東京のお店!
深い色合いのウッドテーブル席。
お皿の半分を埋め尽くすマッシュポテトと塩ゆでのグリーンピース(又は、ベイクドビーンズというのがランチのチョイス)とともに、添えられたグレービーソースを豪快にかけていただくのが、イギリス流。

それでも、食感があまりベチャッとならないのは、パイ皮が厚く、しっかりしているから。低温で1時間じっくり焼いた証だそう。人気メニューのため、軽いとろみがついたグレービーソースは、人間が1人入れそうなくらい大きな鍋で煮込んでも、毎週作らなければいけないそうです。

17時~19時は飲み物が500円均一のハッピーアワー!

英国政府観光庁が選ぶ東京のお店!
まろやかなギネスビールといった感じのホブゴブリンビール。

そんな「ホブゴブリン赤坂」は、ブリティッシュパブ・ホブゴブリンの日本1号店。イコール、海外進出第1号店でもあります。それを物語るのが、本国から取り寄せた調度品やホブゴブリンビール。

飲んでみたところ、クセのないまろやかなギネスビールといった感じ。とても飲みやすかったです。現在、17時~19時は、ハッピーアワー。飲み物が500円均一なので、外国人のビジネスマンにも人気だそうです。

英国政府観光庁が選ぶ東京のお店!
「ホブゴブリン赤坂」の陽気なスタッフ 左から:ルビー(来日8年) キャサリン(来日5年) アンジェラ(本国と日本を行ったり来たり) リチャード(来日4年)。

<店舗データ>
ホブゴブリン赤坂
所在地:港区赤坂2-13-19 多聞堂ビルB1
TEL:03-6229-2636
営業時間
月~金 :11:00~01:00(LO)
土・祝 :17:00~01:00
定休日 :日曜日
喫煙可
千代田線赤坂駅2番出口より徒歩約3分
南北線溜池山王駅7番出口より徒歩約5分
地図:Yahoo!地図情報

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