海外進出第1号店「ホブゴブリン赤坂」。
小人の看板が出迎える「ホブゴブリン赤坂」入口。 |
灼熱の太陽に照らされ、赤坂駅から歩くこと3分。地下へ続く階段にさしかかると、急な暗さに目が慣れないせいか、なんとなく別世界に迷い込んだ気持ちになります。一段降りるごとに強くなる冷気、どこかから聞こえる英語の声。それはまるで、ディズニーランドのアトラクション。
無料で楽しめるダーツがある店内。 |
店内に入ると、一番奥の壁にスクリーンが見え、英語の声の正体がわかります。それは、よくあるCNNニュース。キャスターが世界の出来事を今日も伝えています。
各国の紙幣に囲まれて時を刻む時計。 |
よく見ると、その紙幣にはサイン入りのものもあり、聞けば、旅行者が来日した記念に、自国の紙幣に日付や名前を入れ、残して行くのだそう。
そのあまりの数に、「と言うことは、ここは来る人のほとんどが海外の方ですか?」と聞くと、「半年くらい前までは80%強がそうでした」。「でも、最近はランチに通ってくれる女性客も増え、夜も日本人比率がだいぶ高くなっています」。
ビールの種類で衣の色が七変化!
ボリューム満点の「伝統的なビールの衣のフィッシュ&チップス」。 |
それもそのはず。ここのランチメニューはとにかく種類が豊富。1,000円の「ホブゴブリンランチ」が約13種類、1,400円~2,000円の「ホブゴブリン デラックスランチ」が約6種類。添え物はフライドポテトが多いのを見ると、カロリー的に毎日は厳しいけれど、がっつり食べたい日にまさにピッタリ。
旅行者が残した紙幣に思いを馳せるカウンター席。 |
注目は、この衣。明るいきつね色の衣は、小麦粉をラガービールで練ったもの。イギリスを代表するビール「ホブゴブリン」を使うと、もう少し濃い目の色になり、「ギネス」を使うと、グッとどす黒くなるのだそう。ビールの種類で衣の色が七変化するのも、「フィッシュ&チップス」のおもしろいところです。
そのまま食べてもいいですが、通常は自家製のタルタルソース、もしくはモルトビネガー、HPソース(日本で言うトンカツソースのようなもの)、ケチャップ、塩などをお好みで。見た目の大きさにおののく分、脂っこい印象が強いですが、タラのフィレも衣も思いの他あっさりです。最近は、お持ち帰り用に、イギリスの伝統的なショートブレッドやファッジ(生キャラメル)などのお菓子(300円台)も販売しているそう。
人間が1人入れそうな鍋で毎週作るグレービーソース!
グレービーソースを豪快にかけていただく「本日の自家製パイ」。 |
もうひと品、アラカルトメニューで気に入ったのが、「本日の自家製パイ(1,400円)」。こちらは中身を日によって変えるホームメイドパイで、この日は牛挽肉を玉ネギ、マッシュルーム、セロリ、イギリスでポピュラーなハーブ・タイムなどと一緒に煮込んだもの(一番人気は、チキンとマッシュルームのクリームパイ)。
深い色合いのウッドテーブル席。 |
それでも、食感があまりベチャッとならないのは、パイ皮が厚く、しっかりしているから。低温で1時間じっくり焼いた証だそう。人気メニューのため、軽いとろみがついたグレービーソースは、人間が1人入れそうなくらい大きな鍋で煮込んでも、毎週作らなければいけないそうです。
17時~19時は飲み物が500円均一のハッピーアワー!
まろやかなギネスビールといった感じのホブゴブリンビール。 |
そんな「ホブゴブリン赤坂」は、ブリティッシュパブ・ホブゴブリンの日本1号店。イコール、海外進出第1号店でもあります。それを物語るのが、本国から取り寄せた調度品やホブゴブリンビール。
飲んでみたところ、クセのないまろやかなギネスビールといった感じ。とても飲みやすかったです。現在、17時~19時は、ハッピーアワー。飲み物が500円均一なので、外国人のビジネスマンにも人気だそうです。
「ホブゴブリン赤坂」の陽気なスタッフ 左から:ルビー(来日8年) キャサリン(来日5年) アンジェラ(本国と日本を行ったり来たり) リチャード(来日4年)。 |
<店舗データ>
■ホブゴブリン赤坂
所在地:港区赤坂2-13-19 多聞堂ビルB1
TEL:03-6229-2636
営業時間
月~金 :11:00~01:00(LO)
土・祝 :17:00~01:00
定休日 :日曜日
喫煙可
千代田線赤坂駅2番出口より徒歩約3分
南北線溜池山王駅7番出口より徒歩約5分
地図:Yahoo!地図情報
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