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【英国政府観光庁】が選ぶ東京のお店!(3ページ目)

【世界の観光局が選ぶ東京のお店!】シリーズ第4弾は、英国政府観光庁のセレクト! 世界で合計10のミシュランの星を持つ伝説のシェフのお店からアフタヌーンティー、パブまで、個性豊かな3店が並びます!

執筆者:河野 優美

日本第1号店「フォートナム・アンド・メイソン」!

英国政府観光庁が選ぶ東京のお店!
三越日本橋本店新館「フォートナム・アンド・メイソン・コンセプト・ショップ」入口を飾る時計。

英国が生まれた年でもある1707年、ウィリアム・フォートナムとヒュー・メイソンの出会いから始まった「フォートナム・アンド・メイソン」。スタートは、小さなグローサリーショップ。

でも、その品質の良さは瞬く間に王室や貴族階級に広まり、今や英国王室御用達。数多くのロイヤルワラント(王室御用達の称号)の栄誉も受け、英国が誇る総合高級食品ブランドとして昨年、創業300年を迎えました。

約200アイテムを販売するコンセプト・ショップ。

英国政府観光庁が選ぶ東京のお店!
オープンエリアの棚に並んだビスケット、はちみつ、ソース、マスタードなど。

その壮大な歴史を受け継ぐ建物こそ、バッキンガム宮殿にほど近い「ピカデリー本店」。そして、その日本第1号店として2004年にオープンしたのが、三越日本橋本店新館の「フォートナム・アンド・メイソン・コンセプト・ショップ」です。

こちらでは、約40種類80アイテムの紅茶をはじめ、英国食文化に欠かせないビスケット、はちみつ、ソース、マスタード等約150アイテムを展開。また、ケーキ、チョコレート、焼き菓子など、ライセンス生産のフレッシュ・フーズも幅広く販売しています。

サンドイッチが最もおいしいとされる厚さは、8mm!

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インストア形式のベーカリーで焼かれるティンブレッドを使ったサンドイッチ。

注目は、インストア形式のベーカリー。ここで焼かれたティンブレッドは、サンドイッチが最もおいしいとされる8mmの厚さに切られ、ローストビーフ、アボカド&シュリンプ、サーモンを挟んだイングリッシュサンドイッチ(1,680円)となり、併設の44席のティーショップで提供されます。

季節のスコーンが人気のアフタヌーンティー。

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アフタヌーンティーのケーキは、ザッハトルテ、チーズケーキ、ショートケーキ、モンブランとオーソドックス。

また、忘れてはならないのが、ケーキ、スコーン、サンドイッチを英国の伝統的スタイルでいただく「アフタヌーンティー(1名分2,520円(写真は2名分)」。

ケーキは約10種類の中から2種類、スコーンは4~5種類(プレーン、レーズン、紅茶、チョコレートチップ、季節のスコーン)の中から2種類をセレクト可能。ちなみにこの日の季節のスコーンは、パイナップル。今までの月替わりは、柚子、シトロン、ストロベリー、マロンなどが人気だったそう。

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アフタヌーンティーがいただける併設のティーショップ。

そんなアフタヌーンティーは、1800年代初期、7代目ベッドフォード公爵夫人・アンナマリアによってつくられた風習。朝食と遅い夕食の2食しかとらなかった当時の貴族が、空腹を満たすため、午後にお茶とお菓子を楽しむようになったのがきっかけだそう。

英国政府観光庁が選ぶ東京のお店!
甘い香りのエルダーフラワーゼリー(315円)。

スタッフの方に「日本にもこの風習は浸透していると思いますか?」と聞いてみたところ、「ここ2年くらい、お客様のアフタヌーンティーへの関心の高さを感じます。ここ数年にオープンしたホテルのサロンでも、アフタヌーンティーをやる所が増えたのも要因のひとつではないかと思います。イギリスの人たちにとってお茶の時間が大事であるように、もともと日本人もお茶の時間が好きですので、アフタヌーンティーのようにたっぷりと時間をかけて優雅にお茶とお菓子を楽しむというのは、馴染みやすい風習なのではないかと思います。少なくとも一過性の流行ではないと感じています」とのこと。

世界で500個、日本で50個販売される「ホワイトティー」!

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黒いキャディーは、イングランドの製陶地域として知られるスタッフォード州製。

そんな「フォートナム・アンド・メイソン」で、現在(なくなり次第終了)目を奪われるのが、300周年記念限定商品の「ホワイトティー(105,000円)」。ホワイトティーとは、世界最古の茶葉生産地である中国・雲南地区で採取された、バイムダンティーと呼ばれるお茶。上品な口当たりと桃を連想させる繊細な香りが特徴です。

これを今回、イングランドの製陶地域として知られるスタッフォード州にて手細工で作られた陶製のティーキャディーに入れて販売。その数、全世界、僅か500個、日本ではその内の50個。底には手書きのシリアル番号も記載されています。

とは言っても、お値段からいって、気軽に手が出せるわけもなく。となれば、ブランドカラーである「オー・デ・ニール(ナイルの水)」のロゴの前でエレガントな威厳を放つ、その佇まいだけでも、ぜひ生でひと目見ておきたいもの。

英国政府観光庁が選ぶ東京のお店!
イギリスでハンパーと呼ばれるトランク型バスケット。素敵なパッケージのお菓子や紅茶を詰めて購入も可能。

そのそばに置かれている、フタ付きのトランク型バスケット(ハンパー)は、ロゴ入りで大3,465円(税込)、小3,150円(税込)なので、こちらに気に入ったお菓子などを詰めて購入(単体でも購入可)するのも、オリジナルの楽しい記念です。

<店舗データ>
フォートナム・アンド・メイソン
所在地:中央区日本橋室町1-4-1 日本橋三越本店(新館)B2
TEL:03-3243-9881
営業時間
10:00~19:30(LO)(日本橋三越店の定める営業時間に準ずる)
定休日:不定休
禁煙
銀座線・半蔵門線三越前駅より徒歩約1分
銀座線・東西線日本橋駅B11出口より徒歩約5分
地図:Yahoo!地図情報

次ページでは、ブリティッシュパブ・ホブゴブリンの日本1号店「ホブゴブリン」をご紹介します!
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