報道によると
当時小学校6年生だった現在中学1年生の男子生徒を不正アクセス禁止法違反の非行事実で補導したと発表。2004年に男子生徒は小学6年生でネットゲームをプレイ。報道によるとネットゲームのタイトル名は伏せられています。
アイテムを買う… |
これが不正アクセス禁止法に値します。
IDとパスワードを不正使用されたプレイヤーは25歳の女性です。男子生徒と同じネットゲームをプレイしていました。2人の間に面識があったかどうかは不明。
プロフィールから情報が
一部のネットゲームではシステム上、他のプレイヤーに向けてプロフィールを公開できるメニューがあります。またゲーム内でのプレイをBlogやホームページなどで紹介したりゲームの外でコミュニケーションを活発にする楽しさもあります。そこにはゲームで使われているキャラ名やネット上でのハンドル名を公開している場合もあります。ログインするためのIDとパスワードに重複するような情報であるメールアドレスも見かけられます。
これらの情報から男子生徒は女性プレイヤーのIDとパスワードを推測して自分のパソコンからゲームにアクセス。公開された情報から何パターンもの言葉の組み合わせを入力。やがてネットゲームにアクセスできる彼女のIDとパスワードを発見したのです。
アイテムを購入できるネットゲーム
このネットゲームはプレイに便利なアイテムや装備を日本の通貨である『円』で購入できるシステムになっているようです。男子生徒も当初は自分の小遣いで購入していたようです。しかしネットゲームに掛けられる小遣いにも限界があります。不正アクセスした女性プレイヤーのキャラクターを自由に操作し、このキャラクターが所持していたアイテム約10点を自分のキャラクターに渡した。その後男子生徒は自分のキャラクターでゲームをプレイ。他人のアイテムをまんまと不正アクセスして横取りした訳です。
ネットで公開に注意
ネットゲームにおける事件で、このIDとパスワードを他人に不正使用されるケースは増加傾向。警察でも注意を呼びかけているのが金融機関の暗証番号と同様に安易に個人情報から読みとれるようなパスワードにしない!ゲームのシステム上でアイテムを購入できますが、その購入資金を計算すると女性プレイヤーの奪われたアイテム約10点は『円』に換算すると数千円になるそうです。
補導された時点では男子生徒は中学1年生でしたが不正アクセスした時は小学6年生。ネットに関わる事件は今後も低年齢化するのでしょうか?