ファニーなものからブラックなものまで
カード&ボードゲームのモチーフは、森羅万象に及ぶ・・・・・・ といってしまっては、いいすぎですが、そのテーマの多様性は、おそらくみなさんの想像を超えていると思います。もちろん、多くは子供でも遊べる人畜無害なテーマが多いですが、ブラックなものになると、例えば、近頃よくニュースに流れる「大麻」をモチーフにしたカードゲームまで存在します。それが『グラス』です。
「grass」とはスラングで「マリファナ」のこと |
原題:grass
メーカー:Euro-Commerce
プレイ人数:2~6人
プレイ時間:30分位
プレイヤーは大麻の密売人となって、金を稼ぐというなんとも剣呑で罰当たりなゲームです。
実に汚い密売人たちの足の引っ張り合い
プレイヤーは仕入れた大麻をマーケットに流し、せっせとお金を稼ぐわけですが、目立てば他の密売人からの嫉妬を買います。このゲームが最高に愉快なところは、密売人らしく、プレイヤー間で相当汚い足の引っ張り合いがあるところ!大麻の価格が、最高級品のパナマ産$50,000に対して、自宅栽培だと$5,000など、産地によって売値が違うなどいかにもなディテールの凝り方が笑える。 |
罰金をくらったり、投獄されたり、闇討ちなどの妨害から、敵の売上金をピンハネしたり、あるいは被害妄想になったりともうハチャメチャ。密売人稼業も楽ではありません。
(あ、念のため繰り返しますが、これらの全てはカードの効能であり、ゲーム中の実際の行動ではありませんよ!)
カードを収める袋に隠された秘密→