最新鋭のアイテムを手にし洞窟へ
プレイヤーは地下へ地下へと下降していく。ボードにある青い半球が「水」だ |
うれしいのは、小説に出てくる冒険のアイテムが、ゲームにもちゃんと登場していること。
ピッケルに縄梯子や乾パン、そしてこの小説で中では、当時の最新鋭の照明器具として紹介される、ルームコルフも登場。
原作のファンであれば、こうした細かい配慮に思わずニヤリとしてしまうはずです。
しかしこれらのアイテムを使っても洞窟の下降は容易ではありません。想定ルートに待ち受ける障害を加味しつつ、それを乗り越えるだけの移動力やアイテムを手札に貯める必要があります。
手札が足りないときは、1回休み、手札調整に手番を使用ということもあります。
洞窟では水の確保も忘れるな
原作に登場する冒険の道具が総登場。マニアックなことをいえば気付けの「ジン」がほしかった。 |
原作では、リンデンブロック教授たちが、この洞窟を抜け切るまで、何週間もの時間を要します。そして、この過程で彼らが飲み水を手に入れるのに大変苦労するのを憶えているでしょうか?
ゲーム中に手に入れられる化石や新発見。しかし水がないとその化石も…… |
冒険の途中で手に入れた化石は、そのままで乾燥が進み崩壊してしまいます。(すなわち得点が減ってしまう)
それを防ぐことができるのが水。化石をかき集めるだけではなく、その時々で水を手入れ、化石の保存に努めることもこのゲームのキモになってきます。
水の確保。リンデンブロック教授たちの苦労が、こんなところでも追体験できます。
洞窟の次は大海原へ→