昔から、格言、名言、箴言集の類が好きで、書籍を買ったり、ネットで調べたりしています。じんわり心が温かくなるもの、うんうんと共感できるもの、なるほどと膝を叩きたくなるものなどいろいろな言葉がありますが、やはりその中でも勝負事に関する言葉に魅かれます。

「勝つか負けるか」というな残酷なまでにシンプルな世界で生きている勝負師たちの言葉は、琴線に触れるという生易しさではなく、一直線に心の深部に深く突き刺さってくるのです。

毎回メールマガジンで連載している1コーナー「ゲームの名言」の総集編・第9弾です。

好敵手求む

勝負とは、自分の手が縦糸、相手の手が横糸となって紡がれる一陣の織物のようなもの。名勝負は好敵手なしに生まれることはありません。最大のライバルというのは、実はあなたに最大の恩恵をもたらす協力者でもあるのです。

そんな手があったのかと、裏をかかれた相手が驚き、ミスを犯し、勝負のあやが生じるのです。言葉をかえれば、ゲームとは『驚きの相互発見』ということもできるでしょう




2人の偉大な競技者によって激しく戦われた勝負は必然的におもしろく、しばし感嘆すべきもの、ときには非凡なものになります

『チェスの本』(フランソワ・ル・リヨネ 著/成相恭二 訳 白水社)



自分の番になったとき、反応するのではなく動きを仕掛ける者は、ゲームの流れを支配する




いくら頭が良くても、そうおいそれとは勝てないんですよ。まあ、ゲームに限らず、この世の中、すべからく、そんなかんじですがね……




その手に秘められているのは、人生だ→