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「ボードゲーム=プロレス」論

ボードゲームプレイヤーは、プロレスラーでなければならない! これは、長年ゲームに関った双六屋の個人的指針です。ただ勝つのではなく、魅せて勝たなければならない!

執筆者:双六屋 カゲゾウ

プレイヤーはプロレスラー足れ

これは双六屋の個人的な指針でしかないのですが、こう思いながら日々プレイをしています。

「ボードゲームプレイヤーはプロレスラー足れ」


えっと・・・ 説明が要りますね。つまり、レスラー(プレイヤー)として勝利を目指すのは当然のことですが、それと同時に、対戦相手や、ときに観客(見学者)をも魅了するエンターテナーであれと。 

なにごとも真剣にやらなくてはたのしくありません。遊びであればなおさらです。ゲームにおいて全力で勝ちにいくことは、ふつうは悪いことではありません。

ストロングスタイルでぶちのめせ

ボードゲーム=プロレス
相手が同格なら、一歩も引かぬ殴り合いで勝負を決しろ!
特に対戦相手が、全員熟練プレイヤーであったり、あるいはそのテーブルが、協会が主催する公式戦などであれば、当然、最善手をめざし、最短距離で勝利を目指す「for win」のプレイこそが、プレイヤーの使命です。


空手やボクシングの試合にも似て、ハイレベルな攻防の応酬こそプレイヤーの快感であり、圧倒的な強さで瞬時に相手を倒す強さも、見るものを魅了します。

いわばプロレスにおけるストロングスタイルであり、実力が伯仲している対戦相手とわかっていれば、バチバチに殴りあうべきです。


王道プロレスで魅せろ

しかし、時と場合によっては「for win」のプレイでは、まわりが鼻白む場合があります。

例えば、テーブルを囲んだうちの、誰か1人がそのゲームの経験者で、他のメンバーはまったくの初心者というケースです。当然、両者には熟練度に差があります。

経験者が全力で行けば、赤子の手をひねるように勝利をもぎとれるでしょうが、初心者にとってはたまったものではありません。

ルールの咀嚼だけでもたいへんなのに、そこにきて、経験者にいたぶられコテンパンに負けたのなら、ゲームをたのしむ以前に、ゲームそのものを嫌いになる可能性まであります。

これはいわば、新人レスラーがエース級レスラーとはじめて試合を組まれたようなものです。

ただ勝つだけではだめなのだ→
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