初代女王の称号は誰の手に!?
優勝賞金は500万円!!! 女流棋士史上最高額のビッグトーナメント「マイナビ女子オープン」 これまで「前夜編」「緒戦編」とレポートしてきましたが、大会はいよいよ大詰め。決勝戦が開始されています。熾烈なトーナメントを勝ち抜いてきたのは、矢内理絵子女流名人と甲斐智美女流二段の両棋士。
平成20年4月3日に行なわれた「決勝五番勝負」の第一戦目の潜入レポートです。
その表情は観音菩薩にも似て
決戦の場にまず現れたのは、矢内理絵子女流名人。少し遅れて甲斐智美女流二段が席に付きました。ピリリと場の空気が締まります。さして見学者とプレスの多さが、この試合の注目の高さを物語っています。
印象的だったのは両棋士の試合直前の表情。
集中力を高めるためでしょう、お二方とも瞳を閉じているのですが、双六屋個人の印象では、その表情に険しさはなく、どちらかというと観音菩薩を思わせる穏やかな表情にみえました。
しかしこれはあくまでもこちらの勝手な思い込み。両棋士の心は「必勝」の熱い思いが煮えたぎっているに違いありません。
刻満ちる。試合の幕開けです。
この決勝の地、陣屋旅館がすごかった→