人生をゲームに例えることがありますが、そのままのコンセプトそのまんまのタイトル、ボードゲーム史上燦然と輝くあの「人生ゲーム」をプレイしたことがないという人いないはずです。人生は双六の如し。出世や結婚、挫折や出産など人生を擬似体験し未来に向かって進んでいくわけですが、平成版といわれるバージョンを手にしたとき「過ぎ去りしあの日」にも帰れることに気が付きました。
Back to the past!
「平成版」とよばれる一連のシリーズが登場したのは1989年。もともとはファミリーをターゲットにしていたゲームをアダルト向けに販売してみようと企画されたのがこのシリーズです。その年のトレンディをゲームに反映させて発売、結果は見事40万セットという大ヒット。以後このヒットのおかげで平成版は毎年更新されていきます。
これを特定の年を手に入れてプレイしてみるのはどうでしょう。なにしろその年に話題や風物詩のエッセンスがゲームに活かされているわけですから「あの人は今」や「ありましたそんな流行りもの」といった年鑑誌的なノリで当時が鮮やかに蘇ってくるはずです。
例えばバブルが絶頂1990年版の代表的なマスを見てみると…
”DINKS手当”
”けじめ総選挙”
”ベルリンの壁を売って一儲け”
”ランバダを踊り狂って腰を痛める”
”人面犬と遭遇。””人面犬のたたりを受ける”
どうでしょう?ノスタルジックな気持ちになりませんか。
メンバー次第でさらに面白さが…
メンバー次第ではさらに盛り上ること必至です。例えば…
・久々の同窓会で仲間たちと卒業年のバージョンで遊んでみる。
・結婚10年目の記念に夫婦で新婚当時をプレイしてみる。
子供が生まれた日の新聞を保存しておいて字が読めるようになってから渡したり、外国では子供が生まれるとケーキを作り大きくなってから一緒に食べるという風習がありますが、お子さんの生まれた年をいっしょにプレイしながら当時のことをお話してあげるのも面白いかもしれません。
さらには2000年に発売された「平成版20世紀」では10年どころか1世紀分まるまる100年回想できますので、お子さんからお年よりと家族3代で楽しめるかもしれませんね。
意外性を狙ったプレゼントとして
恋人に生まれ年のワインをプレゼントするという作戦がありましたが、誰かの記念日年の人生ゲームをプレゼントしてもユニークです。ただボードゲームの場合、紙を主体とした生産物のためにどうしてもある年月をすぎると入手が困難になります。人生ゲーム自体は簡単に手に入りますが、特定のバージョンとなると古い物は殆ど生産されていません。ビンテージもののワインと同じくちょっとした見つけるにはちょっとした情報力と行動力が必要になります。
最初はボードゲームをプレゼントされたということで面食らうかもしれませんが、その意図と努力に気がついたときかなりの驚きを提供できるのではないでしょうか?
【関連サイト】
・タカラ 人生ゲームホームページ
・Yahoo!オークション-人生ゲーム 中古人生ゲームを探すならこちら
・TAKARAゲームらんど 人生ゲームのオンライン対戦など(有料)