広がる用途、更なる連携
あらゆる機器と繋がるPSP。ソニー家電の中心といえるかもしれない。 |
魅力のあるハード、魅力のあるサービス、残るは魅力のあるタイトル。
タイトルに関しては『パタポン2』『機動戦士ガンダム ガンダムVS.ガンダム』『ディシジア ファイナルファンタジー』などの同梱タイトルを矢継ぎ早にぶつけていく形になる。
さらに、『戦国BASARA』『真三國無双』など、『モンスターハンターポータブル』の成功を受けての対戦協力プレイに対応したタイトルも見受けられるようになって来た。
年末に向けてさらに磐石になっていくPSP。
「携帯ゲーム機の覇者は任天堂のみ」と言う従来の常識を覆し、携帯市場でも住み分けが可能だと言うことを示した功績は大きい。
あとはこの成功体験をどのようにしてPS3に継承するか、である。
そういう意味では、PS3を利用してのオンラインサービスの導入は非常に大きい意味がある。
現在PS3でクローズドベータテストが行われている『Playstation Home』は、仮想都市内でのコミュニケーションを可能にする画期的なタイトルだが、この中でオンラインプレイの参加者を募集し、そのままPSPで協力プレイ…などといった利用方法も可能になるかもしれない。
現在ソニーが力を注いでいるのが「各ブランドの連携」。
家電にしろデジタルデバイスにしろ、それぞれのブランドを連携させて「SONY」という大きなブランド力をさらに浸透させたいのが狙いだ。
同様に、ソニー・コンピュータエンタテインメントにおいてもPS3、PSPの連携を強化させ、さらにブラビア(TV)、サイバーショット(デジカメ)、ハンディカム(ビデオカメラ)などとの連携も重視したいところだろう。
現状でもブルーレイディスクレコーダーからの番組のコピー(移動)、PS3の動画配信からの番組の移動など、あらゆるサービスに連動していることは見逃せない。
最終的に、PSPはさらに強力なデジタルプラットフォームに成長することになるかも知れない。