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携帯音楽プレイヤーに異変アリ?(2ページ目)

マイクロソフトからiPod対抗機となる携帯音楽プレイヤーの発売予定が明らかにされ、次世代iPodの登場もささやかれる中、PSPはどうなる?

山道 健介

執筆者:山道 健介

プレイステーションガイド

そろそろ新iPodも発表に?

 
僕もほしいiPod。ブランドイメージが確立されている中、ソニーのウォークマンも健闘しています。
もともとの携帯音楽プレイヤーブームの火付け役であるApple。
その強みはプレイヤーであるiTunesでパソコンによる音楽視聴のスタイルまでコーディネートしたという点にあるのではないでしょうか。
大量に保存した音楽ファイルを分類・管理し、そこから音楽を持ち出すという利便性を追求した使い勝手。
インターネットラジオなどの音声番組をiPodに保存して視聴するポッドキャスト、さらに映像番組を配信可能にしたビデオポッドキャストなどの対応。

iPod登場までは一部の先進的なユーザーがそれぞれのノウハウで行っていた事を、初心者にもわかりやすい形でソリューションごと提供したという功績が非常に大きいのではないかと思います。

そのAppleでも、そろそろ新iPodの登場が噂されるようになって来ました。

米Apple、ジョブズ氏が新iPod発表を示唆

次世代iPod、3Dゲーム機能を搭載か? - CNET Japan

iPodの場合、事前情報がなかなかリークされず、基調講演などで公開されるケースが多いようです。8月7日のWWDC(世界開発者会議)での発表が期待されます。

WWDC 2006 前日レポート

音楽、動画、そして…?

どの端末においても無線LAN対応が一つのポイントになりそうです。それだけ無線LANが一般化してきていますし、公衆無線LANも徐々に普及してきました。

これまではパソコンと接続して音楽を転送する形が携帯音楽プレイヤーの一般的な姿でしたが、まずはそれをワイヤレスにするということでしょう。
そして、インターネットから無線LANで直接コンテンツをダウンロードする形に移行するでしょう。

それはiモード端末が確立した「携帯端末で決済まで可能」というビジネスモデルを携帯音楽端末が求めているということでもあります。着うたのように「聴きたいと思ったときにすぐに購入して聴ける」という利便性が、携帯音楽端末にももたらされることになるでしょう。

auが最新の機種でLismoという、パソコンで着うたを購入できるシステムを導入したのも、携帯音楽プレイヤーが携帯電話のビジネスモデルを脅かすという将来を見据えて(同時にナンバーポータビリティーによる電話番号を持ち越しての他キャリア乗り換えを防止するための)先手、と捉えることもできると思います。

さて、そこで忘れてはならないのがPSP。

既にPSPではPSP単体で動画をダウンロードし、決済するシステムが確立されています(パソコンでの登録が必要)。
システムさえ確立されれば、一足先に楽曲などのダウンロード購入も可能に出来るでしょう。しかも、時期は未定ながら、PSOneのゲームをダウンロードして遊ぶことも示唆されています。

■関連ガイド記事:2年目のPSP、6年目のPS2、12年分のPS3

PSPは能力的にはかなり先進的なものを持ちながら、インフラ整備の遅れでその実力が発揮されきっていない印象があります。しかも未だにPSPならではの、PSPを代表するゲームも生まれてきていない。

ゲーム機としてもAV端末としても今のところ成熟しきっていない感のあるPSP。今後、思い切ったアピールを続けていかなければ苦しい戦いになりそうです。

例えばの話ですが、メモリを内蔵し、小型化したPSPなどはどうでしょう?

1GB~2GB程度のメモリを内蔵して、携帯音楽プレイヤーに特化したPSP。UMDを外付けにするなどでさらに小型化するのもアプローチとしてはアリだと思います。停滞している感のあるPSPの売り上げ、打開には新型PSPが不可欠だと思うので、案外既に検討されているかも?
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