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ファイナルファンタジーVIIの外伝的続編!(2ページ目)

全世界で900万本を出荷した『ファイナルファンタジーVII』の登場人物、ヴィンセント・ヴァレンタインが主人公のガンアクションRPGが登場!

山道 健介

執筆者:山道 健介

プレイステーションガイド

こりゃ映画ですよ

 
映像作品『アドベントチルドレン』のワンシーンを思わせるカット。今作のムービーはこのクオリティーで作られています。これはもはや新作映画ですよ。
『ダージュ オブ ケルベロス』のイベントシーンは、『アドベントチルドレン』のクオリティーで製作されています。
もうファンにとってはこれだけで外せないアイテムなわけですよ。まったく映画のクオリティーですから。
ストーリーはヴィンセントが滞在している街が謎の集団に襲撃されるところから始まります。映画クラスのムービーから実機によるリアルタイムデモに移りますが、やはりそこはスクウェア・エニックス。リアルタイムデモもかなりのクオリティーです。カメラワーク、演出、どれを取っても痺れます。

そこから実際にヴィンセントを操作し、謎の集団との戦いになるわけですが、この手のゲームに不慣れな人はゲームを開始する前にトレーニングモードをプレイすることを勧めます。
ゲームの操作を一通り覚えることができますし、やはりガンを扱う一連の操作はやや複雑だからです。

しかしトレーニングを済ませておけばそう困ることもないのではないでしょうか。僕が唯一困ったのは『東京ゲームショウ2005』で試遊したときと違う要素に戸惑った程度です。

読み込みが少なく、サービス精神旺盛なゲーム内容

基本的には敵を射撃で倒して進みますが、近距離の敵は直接肉弾戦で倒すことも可能です。
ヴィンセントは肉弾戦の能力も高いので序盤ではかなり重宝するのではないでしょうか。操作に慣れてくると敵が接近する前に倒せるようになってくるはずです。

ゲーム内容も「このアイテムを探す」「この人に会う」という目的地誘導型から、トレーラーでの移動中に突然モンスターに襲われ、固定型の砲台でモンスターを蹴散らすという突発的なものもあり飽きさせません。
さらにゲーム中にも襲われている町民を助けるなどのイベントが起きるので、刻一刻と変化する状況を楽しんでプレイすることができます。

それらイベントの成績もステージクリア時の評価に関係して得られる経験値に差が出るので目的意識を持てます。

ガンアクションを楽しみながらシチュエーションごとの状況を攻略し、ストーリーを追っていくというかなりサービス満点なゲームに仕上がっています。

また、プレイ中は右上に読み込み状況がディスクのアイコンで表示されるのですが、プレイを中断するような読み込みがないこともストレスを感じさせない工夫と言えるでしょう。イベントシーンなどで頻繁に先読みをしているようです。

初心者からベテランまで、幅広いプレイスタイル

 
MPが一定以上の時に可能となるリミットブレイク。体力が全回復し、攻撃力が上昇! ちなみにリミットブレイクは『ファイナルファンタジーVII』でもあった要素です。
ゲームスタート時の難易度選択でノーマルを選択すると、ある程度自動で敵に照準を合わせてくれる“オートスコープ”というスコープが付いています。またイージーではさらに追尾性が増した“Sオートスコープ”が付いているので、照準あわせが苦手な人にも遊びやすい工夫がしてあります。

しかし、人型の敵なら頭部を撃つのが一番ダメージが高いのですが、“オートスコープ”では頭部には照準を合わせてくれません。手動であわせる必要があります。
このあたりで「ゲームが得意な人は手動で弱点を狙い、苦手な人は自動で気軽に遊ぶ」というプレイスタイルの提案があるわけです。

その他にもステージクリア時に経験値を入手するのですが、この経験値を「能力の上昇」に使うか「お金に換算」するかを選ぶことが可能です。
これも「ゲームが得意な人はお金に換算して武器のカスタマイズなどで楽しむ」「苦手な人は能力をアップさせて主人公を強くする」という選択肢があるのです。

またステージ途中であえなくゲームオーバーになった場合、その場で得た経験値を清算してのリトライとなります。
このため何度も繰り返しプレイしていけば主人公が強くなり、徐々にプレイが楽になっていくわけです。
ゲームが苦手な人に対する救済処置もしっかりしています。
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