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ゲームニュースナナメ読み! ソニーショック再び!?

2004年度経営方針説明会でソニーが示したものとは!? ソニーの未来を占うピックアップ記事のほか、ガイドが選んだ5月のゲームニュースをご紹介!

山道 健介

執筆者:山道 健介

プレイステーションガイド

「ゲームニュースナナメ読み!」では毎月数多く発表されるゲーム関連ニュースの中から、プレイステーションガイド加藤が選んだニュースをチョイスしてご紹介します。
さらにその中から重要だと思われるニュースを深く掘り下げてみましょう。

■ 5月のPick Up! ソニーショック再び?
■ 5月のゲームニュース Guide Choice!

■ 5月のゲームニュース Pick Up! ソニーショック再び?

2003年3月期の決算で減収減益を発表したソニーに対し、ソニー株が大量に売られ、結果日経平均株価はバブル後の最安値となる7699円50銭まで下落しました。
これが世に言うソニーショックです。

そして今年2004年3月期の決算ではエレクトロニクス分野で赤字転落が目立ち、再びソニー株が売られる事態が発生しました。

ゲーム分野での売り上げは7,802億円で前年度比18.3%減。ソフト、ハードともに減収となっています。

そんな中、ソニーは5月19日に2004年度経営方針の説明会を開催しました。

ソニーの株価大暴落が示すもの - CNET Japan
ITmediaニュース:ソニー、エレクトロニクス分野は赤字転落 PSXは「目標台数届かず」
ソニー、2004年度経営方針を説明

■ 回復のキーはデジタルレコーダ

業績低迷の原因として、薄型TVの出遅れに代表される、デジタル家電分野での対応の遅れが挙げられます。
そのほかリストラ費用が重くのしかかっているのも事実。経費削減の効果が現れる今期の連結営業利益予想は1600億円とされ、リストラ以外での営業利益の回復があまり見えてこないことを指摘する声も。

そんな中、出遅れていたデジタルレコーダが好調なことが回復のキーとなりそうです。

2003年度、ソニーの2大主力デジタルレコーダーであるPSXとスゴ録は合計で65万台の出荷台数を記録しました。

当初2004年末までに100万台出荷するといわれていたPSXが予想ほど振るわなかったのは事実ですが、スゴ録のヒットが明るい兆しを予感させます。

久夛良木副社長はそれぞれのデジタルレコーダーを統廃合する考えは持っていないとしながらも、従来別個のプラットフォームで動いていたデジタルレコーダーのソフトを統一していく方針を示しています。

ファミ通.com / PSXが2004年末までに100万台以上出荷される見込み
ITmediaニュース:久夛良木副社長、PSXの世評に「何言ってんだ」
ITmedia ライフスタイル:「PSX、スゴ録、コクーンのプラットフォームは統一へ」――ソニー久夛良木副社長

■ 2004年末にはPSP、2006年にはPS3も?

またPS、PS2ともにハード販売台数が減るほか、発売初年度で300万台の出荷を見込む新ハードPSPへの投資のため、今期のゲーム分野は減収見込みとなっています。

来年度にはPSPがプラットフォームとして効果を出すことが期待されますし、2006年までに次世代ゲーム機を発売するという方針も発表されました。

今回の経営方針説明会は今期から2006年にかけてのエレクトロニクス、ゲーム分野の展望を示したものといえそうです。

関連ガイド記事:PSP vs Nintendo DS - [プレイステーション]All About Japan
ファミ通.com / ソニーが2006年までに次世代ゲーム機を発売!?
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