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この作品は『攻殻機動隊 SAC』の雰囲気を再現したアクションゲームです。
主役である草薙素子やバトー、ロボットのタチコマを操作してミッションをクリアしていくタイプのゲームで、全部で12のミッションが用意されています。
ミッションの冒頭にはそのステージに至る経緯が語られ、要所要所で状況を解説するデモムービーが流れます。
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一つのミッションが終了すると流れるようにムービーに繋がり、そこから次のステージが始まります。
全体的にゲーム部分とムービーが境目無く繋がるように気を使っている感じで、雰囲気を大事にしているなぁと思いました。
ゲーム中は『攻殻機動隊』の仲間である公安九課の面々から頻繁に連絡が入り、あたかも自分が公安九課の一員になったような気分にさせてくれます。
■アクションはかなり派手派手
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ゲーム中はパッドのボタンをほとんどすべて駆使しなければなりません。移動は二つのアナログスティックを使いますし、攻撃はなんとL1、L2ボタンを使用します。
最初のうちは少々てこずりますが、慣れです。慣れましょう。慣れるしかありません。
いざ慣れると超カッコいいアクションが自由自在です。敵の攻撃を緊急回避し、サブマシンガンを乱射しながら敵に近づいたり、遠くから狙撃したり、敵の背後からそっと近づいてとび蹴りを喰らわせたり。
まさに『攻殻機動隊』! という感じの華麗なアクションが可能なのです。
なので、慣れましょう。慣れるしかありません。
■ゲーム中はかなり賑やか
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ミッションの最初に、公安九課のボスである荒巻からミッションの目的が説明されます。
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そのほか、ゲーム中はファンにとってお馴染みの公安九課のメンバーから連絡が入ります。ゲームクリアのためのヒントだったり、状況説明だったり、時には平行して他の場所を捜査しているメンバーからの連絡だったりします。
自分が交戦中だろうが瀕死だろうが墜落しかかってようがお構いなしです。重要な情報だったりすると困ってしまいますが、そんなときのために交信記録をいつでも確認できるので安心。
物語をしっかり把握するためにも交信記録は確認しておいたほうが良いでしょう。