2002年10月から2003年9月までTBS系列で1年間放送された、ガンダムの最新シリーズ。それが『機動戦士ガンダムSEED』(公式サイト)です。
ガンダムといえば25年前、当時の男の子を熱狂させた初代『機動戦士ガンダム』以降続々とシリーズがあり、その中にはガンダムと呼んでよいものか悩んでしまうものもあったように思います。
そんな中、『機動戦士ガンダムSEED』は高い視聴率を叩き出し、関連商品の売り上げも好調。一気にガンダムブームを再燃させることに成功しました。
この秘密は、『機動戦士ガンダムSEED』の展開にあるといえます。21世紀のファーストガンダムを狙ったというだけあり、設定の構図が初代ガンダムと酷似しているのです。
■地球軍VSコロニーという敵対組織の構図
■シャアを連想させる謎の仮面の男
■コロニーから始まり地球上に降下、再び宇宙へと変わりゆく舞台設定
などなど、初代ガンダムを彷彿とさせるオマージュが各所に散りばめられています。それらのオマージュを、昔を思い出しながら観るのもいいでしょう。家族と一緒に観てもお父さんの感慨は特別なものになるはず。
またガンダムのプラモデル、通称ガンプラも『機動戦士ガンダムSEED』をきっかけに再注目されています。僕は年齢的にリアルタイムにガンダム世代ではなく、ガンプラの流行でガンダムを知ったのですが、去年あたりからなんとなく再びガンプラにハマってしまいました。
ホビーショップでも子供より大人が熱い視線でガンプラを見ていることも多いようです。また購買層も20歳後半から30歳以上まで幅広く、ガンダムのファン層の広さに驚かされます。ここに『機動戦士ガンダムSEED』で始めてガンダムを知る子供なども加わるわけですから、ガンダムの影響力はいまや相当なものだといえるでしょう。