■国民的RPGである |
正直、見た瞬間に固まった。 『ファイナルファンタジー』シリーズはいまや国民的ロールプレイングゲーム(以下RPG)である。最新作が発売されれば必ずニュースで映像が流れるし、朝から並んで購入するファンも多く存在する。2001年に発売された『ファイナルファンタジー10』は全世界500万本売れ、シリーズ累計発売本数は4000万本に達した。4000万本である。なんだか実感はわかないが大変な数である。 そんな中、2003年3月13日に発売された『ファイナルファンタジー10-2』。世界的に売れまくった『ファイナルファンタジー10』の続編だからして、当然注目度も超激高! かと思いきや筆者の周りでは微妙な反応。当然筆者も発売日に予約まで購入するミーハーぶりだったのだが、その内容は、というと…。な、なんだこりゃ!? という内容だったわけである。さて、その「なんだこりゃ!?」の理由はというと。 |
■主な変更点である |
発売日は結構な盛況ぶりだったらしい。初回ロットが180万本売れたことを考えても、それは想像に難くない。事実筆者が購入したときは既に売り切れで、次回入荷のために予約する人が結構いた。 パッケージのユウナは前作の大人しそうな姿とは打って変わって行動的な印象。というかもうこれ別人じゃないか? という変わりようだ。 パッケージでも触れられているが、今作は前作との変更点が結構多い。単純な続編というわけでもなさそうである。事前に雑誌などで得られた情報を並べると大体次のような感じだろうか。 ・メインキャラは前作のヒロインを含む3人の女性。 ・従来のようにシナリオを追うタイプではなく、ミッションクリア型。 ・戦闘は前作とは異なる半リアルタイム性。 ・ドレスを着替えて戦うシステム。 メインキャラが女性3人というのは珍しいが、まぁいいだろう。それも華やかかもしれない。 ミッションクリア型というのには驚いた! 前作が一本道だった反動だろうか? 戦闘は、前作のCTB(カウントタイムバトル)からATB(アクティブタイムバトル)に変更された。『ファイナルファンタジー9』以前では主流だったので古くからのファンは受け入れやすそうだ。 そして戦闘時はドレスを着替えて戦うらしい。 …? ドレス? |