散歩/昭和を振り返る散歩ルート

都電荒川線を歩く 荒川車庫前~早稲田(2ページ目)

「都電荒川線」かつての32系統部分である荒川車庫前から早稲田までを歩く。坂があったり、住宅の軒下を歩いたり、変化に富んだコースである。

増田 剛己

執筆者:増田 剛己

散歩ガイド

飛鳥山

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すっと明治通りから右に入ると再び専用軌道となる。
王子駅前から飛鳥山の停留所までは明治通りを車とともに走る。その後、明治通りから右側へ入ると、再び専用軌道に戻る。その始まりが飛鳥山の停留所である。この停留所のホームから線路を眺めてみるとなかなか壮観だ。まっすぐ、緩やかにくだっている。

滝野川一丁目

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滝野川一丁目の停留所付近はのどかであった。
この前の「飛鳥山」ここ「滝野川一丁目」次の「西ヶ原四丁目」では上りのホームを歩いたほうが次の道がわかりやすい。
飛鳥山停留所の上り側のホームを抜けると併行する道は終わるのだが、いったん右に出て2つめの踏切でまた併行する道が始まっている。住宅に隣接した細い道だが、なんとも歩きやすいいい道である。線路との境が低い生け垣だというのが、細い道なのに圧迫感を感じさせない理由だろう。

西ヶ原四丁目

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ここもこじんまりとした駅だが、利用者は多い。
このあたりは線路と併行する道がないのでけっこう大変だ。下り側、すなわち左がわの道を進む。住宅と住宅の間の路地などの向こう側に電車が走っているのが見えたりする。踏切はけっこう多いのだが、「軌道内通行禁止」の看板が目につく。気持ちはよくわかる。ちょっと先の踏切まで軌道内を歩けばすぐなのに、道を通っていくとこれがなかなかたどり着けない。下手をすると道を見失う可能性もある。

新庚申塚

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側道を歩いていくと「新庚申塚」停留所が現れる。
西ヶ原四丁目から新庚申塚の道は歩きやすい。上り側にも下り側にも併行して道があるからだ。この道も生け垣が低くなっていて、開放感がある。すでに停留所は見えている。
こののどかな風景は「新庚申塚」までである。
新庚申塚の停留所は白山通りをはさんで下りホームが手前、上りホームが先にある。
「お岩通り」という案内板があった。あのお岩さんのお墓がある妙行寺(みょうぎょうじ)が新庚申塚と西ヶ原四丁目停留所の間にあるからだろう。
白山通りを越えると栄和通りに入る。

次は庚申塚停留所。ここの上りホームには食事処があります。
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