ボリューム満点の天丼を食べる
「土手の伊勢屋」さんの店先に出ている看板。時代を感じる。 |
「以前からこの店は知っていたんですが、入るのは初めてです」
と、ケイさんはソフトな口調でおっしゃる。若い女子2名も並んでいる間もたのしそうにおしゃべり。ほどなく店内に通される。
これが戦前の建物なのか。その中で、お店の人たちがてきぱきと働いている。ごま油のいい香りがさらに強く鼻をくすぐり、食欲をそそった。
東京を焼け野原にした第二次大戦だが、この一角は空襲でも焼け残ったそうだ。
「この下は昔、防空壕だったんですよ」
土間を指差す店の人。なるほど、そこには地下への入り口が床にある。
ふと見上げると古くて大きな柱時計があった。時刻はちょうどお昼の12時をさしている。
これが穴子天丼2300円。丼からはみ出ている。ちなみにご飯は少なめ |
これは天丼(ロ)1900円。こちらも天ぷらが丼からはみ出ている。 |
(イ)は、イカのかき揚げ、海老、キスの天ぷらが載っている。(ロ)や(ハ)はこれをベースに他の天ぷらも載っているようだ。それにしてもものすごいボリューム。
これが天丼(イ)1400円。イカのかき揚げ、海老、キスの天ぷら |
しかし、食べ終わったら、さすがにこれはもうお腹いっぱいである。ふーっ。いやぁ、本当においしかった!