三笠公園の戦艦に舌を巻く
戦艦「三笠」の艦橋からの風景 |
戦艦「三笠」があったのだ。そうか、だから三笠公園なんだ。三笠は日露戦争の日本海海戦でバルチック艦隊を打ち破った日本海軍の旗艦である。手前には三笠の艦長の東郷平八郎海軍大将の像もある。この三笠の艦内には、博物館となっている。500円の入場券を自動販売機で買い、中に入ることにした。
船は意外に小さい。この船で日本海海戦を戦ったのかと思うと感慨深いなぁ。船を降りて、公園の奥に進む。本当なら、噴水ショーが見れるとのことだが、この日は工事中だった。入り口まで戻り、再び海沿いの道を歩くと「うみかぜ公園」があった。テニスコートなどさまざまなスポーツ施設がある場所だ。
横須賀海軍カレー本舗へ
昔ながらのレシピで作られた海軍カレー |
1階はお土産などが買え、「スカナビ」という横須賀の観光案内所のようなところがある。2階が海軍カレーが食べられるレストランになっているのだが、平日は3時から5時までは休憩時間である。まだ少し時間があるので、近所の喫茶店へ。
「茶豆湯」という変わった名前の喫茶店に入った。ここで、「アイリッシュ・スペシャル」というのを注文したのだが、店の方が、
「外はまだ明るいのですが、いいですか?」
とおっしゃる。アイリッシュウィスキーが入っているらしいのだが、まだ外が明るいうちからアルコールをとってもいいのかと聞かれたのかと思ったが、そうではなかった。なんと、店内の照明をすべて消して、アルコールに火をつけて、それをコーヒーに注ぐのである。店内の人々すべてが注目。薄暗い店内に炎が美しくあがった。ちょっと感激。
そして、やっと海軍カレーにありついた。「よこすか海軍カレー」はビーフとチキンの2種類ある。明治41年の海軍のレシピ「海軍割烹術参考書」をもとに再現したのがチキンで、今風のアレンジしたものがビーフだと説明される。どちらもライス・サラダ・牛乳・チャツネ・デザート・コーヒー付きのスペシャル、1200円。
さて、昔の味を再現したものは、シチュー皿のような容器に入っており、食べてみると辛くない。あれれ、これはカレーではない……。最初は、カレーシチューだったのだそうだ。パンとともに食べていたらしい。なるほどねぇ。ビーフのほうは、まったく今風の辛いカレーである。どちらもおいしかった!
一階のお土産物屋さんで、カンパンを買い、京急の横浜中央駅でたむねこさんと別れ、帰路に着いた。
<関連リンク>
横須賀の街中散歩「JR横須賀駅~横須賀中央駅」(横須賀市観光情報「ここはヨコスカ」)
どぶ板通り商店街
カレーの街よこすか
茶豆湯 - 横須賀中央 - Yahoo!グルメ
横須賀海軍カレー本舗 よこすか海軍カレー・横須賀物産