1日スタイリストという仕事
1日スタイリストの森井さんと渋谷駅の交番前で待ち合わせ |
「アメリカなんかでは、パーソナルショッパーという言い方をするんですよ。実際、アメリカでは職業として確立していますが、日本ではまだまだこれからですね」
とおっしゃる。すなわち、ファッションなりの特定な分野に精通し、お客さんに合ったものを買ってくれるという仕事である。僕自身、別媒体だが、この1日スタイリストというのをお願いし、洋服やメガネなど全身のコーディネートをしてもらった。ショップからショップへと歩いていくわけだけれど、これはもう散歩である。
というわけで、もう少し長い距離をいっしょに歩いてくれませんかとお願いして実現したのが、今回の散歩である。渋谷から原宿を通って新宿に至るという散歩コースは僕にしてみればよく歩くコースである。しかし、案内人が変わるとこんなにもその目線が違ってくるのかと驚かされた散歩であった。
ハチ公前広場に電車モニュメント
昭和29年に製造された東急「5000系」の車両がある。午前10時から午後6時は中に入れる。ただし雨天は中止。 |
交番前に11時ちょうどにやってきたのが、1日スタイリストの森井良行氏。さて、歩こう。まずは、渋谷駅の高架をくぐり明治通りに出る。左側に宮下公園。脇のチューリップの赤が目にまぶしい。と、大きなファッションビルへ。cocotiというビル。
「ここにはショップやレストランが入っているんですよ」
とおっしゃる。ああ、そういえば、いつも前を通り過ぎるだけでなんのビルかは知らなかった。長い昇りのエスカレーターを下りると、フランス風の庭園にプールのあるレストラン。おしゃれだなぁ。が、ここは見学するだけで、ふたたび明治通り。すぐに右に入ると、裏原宿と呼ばれている通りに入っていく。