散歩/和む散歩ルート

吉祥寺から深大寺、緑道を往く自然散歩(3ページ目)

吉祥寺駅から井の頭公園を南西側に抜けて、深大寺まで。さらにそこから調布駅をめざすコース。自然がいっぱいで歩いていて実に楽しい散歩であった。

増田 剛己

執筆者:増田 剛己

散歩ガイド

そしていつの間にか調布市へ

広い舗道には樹木が植えられていて、歩きやすい
住宅街から再び緑の中を歩く。気がつけば、「三鷹の森ジブリ美術館」に出た。なるほど、宮崎駿の世界を表現したこの美術館は人気で平日の昼間でもお客さんで賑わっている。

吉祥寺通りを南下する。武者小路実篤など、三鷹市ゆかりの文学者の一文が街灯に刻まれていたりして、歩くのも実に楽しい。

狐久保という変わった名前の交差点を過ぎ、気がつけば、東八道路という大きな道に出た。大きな道だが、車の通る道に併設されている舗道には高い樹木が植えられていて、車を感じることなく歩くことができる。いい散歩道だ。気づくと、すでに住居表示は調布市になっていた。

神代植物公園から深大寺へと往く

枯れ葉を踏みしめて歩く冬の散歩道。美しい竹林があった
しばらく歩くと道がどんどん森の中に入っていく感覚になる。ここが神代植物公園である。まだ深大寺ではないのだけれど、ここで疑問。「じんだい」という同じ読みなのに漢字はなぜ2種類あるのだろうか。

調べてみると、先にあったのは深大寺という名前。今の市町村合併と同じように明治22年に市町村制によっていくつかの村が合併。そのなかに深大寺村もあったわけだけれど、そのまま深大を使わず、神代村となった。その後、神代村は調布市になる。それで2つの「じんだい」が存在するわけだ。

さらに我々は深大寺へ進む。後からわかったのだけれど、深大寺の裏側からアプローチしていた。自然の中をどんどん進んでいく。美しい竹林がある。次々と自然が現れてくるのだ。
三鷹の森を抜け、三鷹市と調布市をまたぐ街道沿いを歩く。交通量は穏やか、道幅は広い、緑も多い、と散歩には打ってつけ。

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