芋洗坂からけやき坂、六本木ヒルズをまたぐ
左右に飲食店が立ち並ぶ芋洗坂の入り口。この雑多な感じも六本木ならでは |
文字も薄れた坂の道標がある。それによれば、かつての芋洗坂は、麻布警察署のほうにあった坂をそう呼んでいたらしい。ちょっとユニークなネーミングの坂だが、もともとこのあたりには芋問屋があり、この坂に沿って吉野川で芋を洗っていたからこの名前がついたそうだ。そんなマメ知識を語りながらこの坂を下っていこう。だんだんと人影が少なくなっていくはずだ。
この坂は勾配がきついので、坂の最初のあたりから手をつなぐなり、腕を組むなりしてもいいだろう。もちろん、僕とEくんはそうしなかったが…。そうもするとだんだん勾配がゆるくなり、ほぼ平坦になったところで、「地下鉄六本木駅450m 地下鉄麻布十番駅440m」という2つの道標が見えてくる。このあたりがちょうど2つの駅の中間地点である。
夜は、左右の歩道のけやきがイルミネーションで彩られるロマンチックな坂道 |
このまま麻布十番の駅方向に向かってもいいし、六本木ヒルズのグランドハイアット東京あたりに向かってもいいだろう。この先の選択肢はさまざまである。