散歩/グルメ・行列・銭湯の散歩ルート

恵比寿~碑文谷公園 葉桜とトンカツの散歩(2ページ目)

今回は、オールアバウト「男の夜遊び」ガイド 大脇克浩さん推薦の散歩ルート。トンカツ、あげ饅頭、寄生虫博物館といつもよりヘビィなルート設定。いつもながら風の吹くまま、流されていく散歩だ。

増田 剛己

執筆者:増田 剛己

散歩ガイド

大鳥神社から目黒寄生虫館へ

目黒川を眺める。川面は桜の花びらでいっぱいだった
恵比寿ガーデンプレイスの前を右に切れ、線路を下に見ながら陸橋を渡り、線路脇の道をまっすぐ南下。舗装された細い道で車どおりも少なく、気持ちがいい。

すると目黒区役所田道住区センター 三田分室というのが見えてきた。公園があって、桜がきれいだ。もう散りかけているのだけれど、風に吹かれて花びらが舞うさまが美しいのだ。

そこから、坂を降りて、目黒川に出た。ここの桜も散りはじめている。川面は花びらでいっぱいだ。目黒美術館へ寄ってみたが、ここは閉館していた。平日の昼間、花曇りだが、隣の公園には花見客がいる。

大鳥神社へ行くことにした。ここのおみくじは、現代風でおもしろい。大脇さんがひいたら「中吉」だったのだが、おみくじに「ラッキーシール」というのがついていて、これをどこかに貼れるようになっている。おもしろいねぇ。大脇さんは持参の地図にこのシールを貼っていた。

さて今回のメインでもある目黒寄生虫館へ。目黒通りを駅とは反対方向に少し歩くと目黒寄生虫館は見えてくる。ごく普通の建物だ。入館料は無料。誰でも気軽に入ることができる。昔からそうだったが、若い女性が多い。こういうものって、女性にウケるのかなぁ。もちろん、男性もいるが、男性客のほうは年齢が高い。

僕は寄生虫にはあまり興味がない、というか、正直言って苦手なので、ざっと見ただけだが、サナダムシのホルマリン漬けなど寄生虫の模型であったり写真などが展示されている。

目黒寄生虫博物館のグッズ販売所。女性が多く、熱心に商品を選ぶ光景が見られた
「友人にTシャツを買ってきてくれと頼まれたんですよ」

と大脇さん。なるほど、グッズ販売も行われており、Tシャツばかりではなく、様々なものがあった。若い女性数名が熱心にストラップを選んでいる。人気なのだろうか。Tシャツの図柄はサナダムシなど。こんなシャツを着て歩く人がいるんだねぇ。

しかし、思ったほど気持ち悪くはならなかった。大脇さんのほうは満足げな表情。僕たちは目黒寄生虫館をあとにした。
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