「なんで、湯島天神なの?」と聞けば、Nくん「何言っているんですか。今、受験シーズン真っ盛りじゃないですか。受験生のためにお祈りしましょうよ」と。どうして受験生のために歩かないといけないのかよくわからないけど、受験シーズンで湯島天神を訪れる人も多いのだそうだ。Nくん自身も大学受験の前の日に湯島天神にお参りをしたのだそうだ。
日暮の里から谷中へ
西日暮里から出発。駅を降りて、線路沿いの坂をあがれば高台に |
そこには、「歴史と文化の散歩道」というプレートがある。ほっほー、都内の散歩コースがいくつもここに掲載されている。23のコースがあり、各コースは数キロメートルと歩くのにはいい距離だ。できればこのコースを全部歩いてみたいなぁと思う。
道なりに歩くと、右側に立て看板が見える。第一日暮里小学校の前。「本校は彫刻家の高村光太郎氏が卒業がした小学校です。高村光太郎書『正直親切』の碑がございます。どうぞご自由にご覧ください」とある。敷地内に入ると、たしかに「正直親切」という碑がある。
暴れんぼう将軍の腰かけ石とハイテク神社
自動的に水が出る。現代的でもあり、何とも不思議な気分 |
鳥居があり、そこは諏方神社。手洗い場には、半紙に筆文字。なにかと見れば「センサーにより滝口に近づきますと水が出ます」とある。なるほど、ひしゃくなどが置かれた水場に行くと確かに水が出てくる。現代のテクノロジーと昔のままのものが融合されていて、不思議な気分だ。
境内を抜けると眼前に景色が広がる。山手線の線路が見下ろせる。その向こう側にあるマンションなども下に見ることができる。ここにも教育委員会の建てた看板がある。タイトルは「諏訪台」。読んでみよう。「諏訪台は縄文・弥生時代から人々が生活を営んでいた場所であり、景勝の地としても知られている」とある。なるほどいい眺め。