メジャーリーグ/日本人メジャーリーガー 最新コラム

メジャーで「初球ストライク」が大切なワケ(2ページ目)

メッツとマイナー契約を結び、招待選手としてキャンプに参加している高橋尚成投手が、開幕から先発ローテーション入りも夢ではないほど順調なスタートを切った。その要因は「初球ストライク」だ。

瀬戸口 仁

執筆者:瀬戸口 仁

野球・メジャーリーグガイド

井川が成績の残せなかった理由

日本人はなかなか初球からストライクを取りに行かない。ボールで様子を見たりする。メジャーの投手コーチはこのへんが不満で、初球にストライクを取りに行く技術と度胸がないと、認めようとしない。ヤンキースの井川がなかなかメジャーに上がれなかったり、上がっても成績が残せなかった理由がこの中に隠れている。

そこへいくと高橋は、メジャーへの第1関門を突破した。それどころか左腕のオリバー・ペレス投手が不調のため、先発ローテーション入りする可能性もある。巨人在籍10年で1試合(9イニング)平均の与四死球率が2.76で、鉄球やソフトボールや公式球より100グラム重い特製ボールでメジャーの滑るボール対策と制球力を磨いてきた高橋に大いに期待したい。

<関連記事>
高橋尚成、メジャー昇格のための2つの要素
【編集部おすすめの購入サイト】
楽天市場でメジャーリーググッズを見るAmazon でメジャーリーグの関連商品を見る
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます