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アメリカン・リーグ14球団の今シーズンを占う 「2005ア・リーグ展望」(2ページ目)

日本人選手も多数活躍するアメリカン・リーグ。最後まで目が離せない2004シーズンの激戦を、各チームの戦力分析とともに予想する。

執筆者:コモエスタ 坂本

ア・リーグ中地区

■去年の成績と今年の予想順位
2005年予想順位2004年最終成績
1位 ツインズ1位 ツインズ(92-70)
2位 ホワイトソックス2位 ホワイトソックス(83-79)
3位 タイガース3位 インディアンス(80-82)
4位 インディアンス4位 タイガース(72-90)
5位 ロイヤルズ5位 ロイヤルズ(58-104)

チーム別短観(去年の成績順)

【ミネソタ・ツインズ】
昨年地区1位のツインズだが、マイナーから育ってきた若手が活躍を始め、いわば「収穫期」とも言えるチーム力になっている。大スター選手はいないものの、投打のバランスが良く、競り合いを勝てるチームになっている。今年も中地区の首位をホワイトソックスと争うと予想されるが、ホワイトソックスの例年の失速を考慮し、中地区1位と予想する。ポストシーズンに進出した場合は、ア・リーグの目玉となるチームである。

【シカゴ・ホワイトソックス】
2004年クローザーで活躍した高津に、ホークスから移籍の井口を加え、日本人注目のチームとなったホワイトソックス。若手先発陣が成長し、出足好調だが、例年中盤以降に妙な戦力移動などで失速しがちだ。中地区のトップをツインズと激しく争うと予想されるが、最終的に失速して2位の予想。

【クリーブランド・インディアンス】
2004年は若手の成長著しく、勝率5割をうかがえるところまで浮上した。昨年の3位はタイガースの失速とロイヤルズの低迷に負うところが大きいが、今年もタイガースとの3位争いというのが妥当な見方だろうか。タイガースの浮上を考慮して、4位予想とする。2004年に初勝利を挙げた多田野が、今季メジャーに定着できるかは要注目。

【デトロイト・タイガース】
2004年に名捕手イヴァン・ロドリゲスを獲得し、2003年の119敗という不名誉な最下位から4位に一歩前進したタイガース。チームの戦力バランスも整ってきつつあり、今年は5割をうかがえそうな雰囲気。さらに一歩前進の3位予想とする。

【カンザスシティ・ロイヤルズ】
2004年、ア・リーグ唯一の100敗チームと低迷したロイヤルズ。低予算ゆえの実力差は歴然としており、昨年の低迷を打破するための補強もほとんどなされなかった。投手陣は先発もリリーフも定まらず、浮上する要素が見あたらない。よって5位予想とする。

ア・リーグ西地区に続く→
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