2004甲子園大会概要と日程
今大会の参加校は49校、うち8校が春センバツに続いての出場であり、11校が2年連続夏の甲子園出場校である。3回戦までの組み合わせは既に決定しており、準々決勝の組み合わせは大会第11日目、準決勝は大会第12日目に組み合わせ抽選が行われる。
8/07(土)~8/11(水) 1回戦17試合
8/11(水)~8/15(日) 2回戦16試合
8/16(月)~8/17(火) 3回戦8試合
8/18(水)~8/19(木) 準々決勝4試合
8/20(金) 準決勝2試合
8/21(土) 決勝戦
今大会の見どころ
暑さの予想される今夏の甲子園。優勝には5勝または6勝が必要だが、3回戦以降の最後の4戦は5日ないしは6日間で戦わなければならない。甲子園練習中に医師による投手の肩・ひじの検査が行われたが、投球禁止を言い渡されるピッチャーはいなかったものの、「重度の炎症」が2名、「軽度の炎症」が44名もいた。地方大会を勝ち上がるまでの終盤の過密日程による消耗によるところが大きいと思われる。
投手の疲労を考えると、少なくとも二人の好投手を擁しているチームが有利だ。1・2回戦は一人のエースを中心とした守りで勝ち上がれるが、それ以上は選手層の厚みや、打撃を含めた総合力のあるチームしか勝ち進めないだろう。
組み合わせ抽選によって決まった3回戦までの各ゾーンだが、初戦から強豪校同士の対戦も多い。開幕戦の天理×青森山田、浦和学院×広島商、報徳学園×横浜、東北×北大津、PL学園×日大三など、クジの妙によっていずれかが初戦敗退という厳しいカードである。
有力校予想
※◎=本命、○=対抗、△=穴
【Aゾーン】 ○PL学園 △駒大苫小牧
【Bゾーン】 ○酒田南 △鹿児島実
【Cゾーン】 ◎済美 ○秋田商
【Dゾーン】 ◎青森山田 ○天理
【Eゾーン】 ○浦和学院 △中京大中京、岡山理大付
【Fゾーン】 ◎明徳義塾 ○横浜
【Gゾーン】 ◎東北 ○遊学館 △千葉経大付
【Hゾーン】 ◎西日本短大付 ○聖光学院
毎年西高東低の状況が続くが、今大会では東北地方の強豪校が台風の目だ。済美・明徳義塾の四国勢は強く、近畿・九州はやや振るわないか。中国・中部・関東・北海道も上位に食い込むのは厳しい。
詳細は各ゾーンの展望予想で。次ページに続く→