鈴木・中村ら攻撃陣の連携に合格点
7月9日、広島ビッグアーチで行われたキリンカップ第1戦・日本vs.スロバキア。試合は3-1で日本が勝利を収めた。試合レポートはサッカーライターの元川悦子さんです。
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●試合レポート(2P目)
●ジーコ監督の試合後コメント(3P目)
●FW・GK選手の試合後コメント(4P目)
●DF・MF選手の試合後コメント(5P目)
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日本代表3-1スロバキア代表
平均身長185cmを超えるスロバキア相手に、福西崇史(磐田)のヘディングシュートで先制。鈴木隆行(鹿島)が2002年ワールドカップ・ベルギー戦以来のゴールで追加点を奪い、先ごろイタリア・セリエA、メッシーナ移籍が決まったばかりの柳沢敦もダメ押し点を奪う。中田英寿(ボローニャ)、小野伸二(フェイエノールト)に代わって攻撃陣をコントロールする中村俊輔(レッジーナ)も落ち着いたプレーぶりを披露。アジアカップに向け、チームに明るさが出てきた。しかし一方で、「セットプレーからの失点」という大きなテーマも。このあたりをいかに修正していくのか。宮本恒靖(G大阪)が中心となって、早急に考えなければならないだろう。キリンカップ2004、日本代表対スロバキア代表のゲームが10日、19時20分から広島ビッグアーチで行われ、日本が3-1で勝利。中田、小野、久保竜彦(横浜)ら主力を欠いたチームにとって、弾みのつく結果となった。日本代表戦の広島開催は2000年8月のUAE戦以来。久しぶりに訪れたナショナルチームを見ようと、広島ビッグアーチには3万4458人が詰め掛けた。貴賓席には、アジアカップに向け淡路島で合宿中のカタール代表・トルシエ監督の姿も見られ、スタンドからは大きな歓声が挙がっていた。この日の広島は日中の気温が30度を超え、湿度も90%以上となる厳しい暑さに見舞われたが、選手たちは「猛暑の中国へ行く前のシミュレーション」ととらえ、この試合にのぞんだ。
今回は中田をはじめ、アテネ五輪優先のためチームを離れた小野、負傷の久保らが不在だ。特に4月のチェコ戦、5月のアイスランド戦で勝利し、6月のイングランドで引き分けた時の立役者だった小野、稲本潤一(フラム)、久保の穴をいかに埋めるかという部分は、ゲームの大きなポイントとなった。
日本代表スタメン
ジーコ監督がスタメン起用したのは、GK川口能活(ノアシャラン)、DF(右から)坪井慶介(浦和)、宮本、中澤佑二(横浜)、ボランチ・福西、遠藤保仁(G大阪)、右サイド・加地亮(FC東京)、左サイド・三都主アレサンドロ(浦和)、トップ下・中村、FW玉田、鈴木という11人。小野に代わるゲームメーカーである中村、稲本不在の中、存在感を増している福西、久保の代役である鈴木には大きな期待がかかった。対するスロバキアは4-4-2。チェコとロシアでプレーする3人いる以外は全て国内組という構成だ。<関連記事>
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