■小野伸二選手
「まあ、結果的に勝ってよかった。後半はチャンスがあったけど、ゴールできなかったんで、そういう時に相手に差をつけることが大事。前半は中盤にスペースがあったから、(いい攻撃が)できたし。でも、それより最初の失点が問題。そこをしっかり修正してやっていかないといけない。攻撃のコンビは別に問題なかったんじゃないですか。イナとのコンビもいい感じだったし、彼が前に行く時は自分が後ろとか、いい感じでやれたと思う。イングランド戦は今日のようにうまくはいかないと思う。しっかり調整して、いい試合ができるようにしたい」
■稲本潤一選手
「結果的に勝てたことはすごくよかったと思う。でもチャンスがあるところがあったし、決めるべきところで決めないといけない。セットプレーでやられたことを修正しないといけない。失点については立ち上がりに少し集中力を欠いた。向こうはセットプレーの強さを発揮してきた。もう少し人をマークするとか、集中力を高めていく必要がある。攻撃面はFWがしっかりとるべきところを取ったし、ゴールまでの形もできていた。イングランド戦はもっと収集力を保つことが大事。キックオフが8時だし、時間もあるので、いい準備ができる」
■久保竜彦選手
……先に動き出していたけど、パスを呼んでいるのか?
「うーん、ハイミングだけは図っているけど…」
……シュートを決めまくっている?
「うーん」
……感覚でやってるの?
「そうですね、適当です」
……オマーン戦あたりから当たってるね。
「どうかな」
……注目されてるのは気になる?
「いや、別に気にならない。普通にやってます」
……見ててすごいよね。
「そうですか? 次も頑張ります」
■中村俊輔選手
「最初は2トップの下に入ろうとしてたけど、ボランチの位置から攻められてたし、イナがワンボランチみたいになってて、伸二は左にいたから、自分は引き気味でやった方がいいと思った。伸二は長いボールが得意だし、うまく前に入ってたから、それを生かした方がいいかなと。長いボールから点を決めた後、相手のバックがズルズル下がると思ってたしね。後半は相手の守備の間に顔を出そうと思ったけど、下がっちゃったんで(苦笑)。とにかく今日は、バランスを保ちながらプレーしたつもり。今のチームは個の力があるし、誰かしらバランスを保たないとよくないし。
シンガポール戦よりよくなった? まだまだだよ。きっかけはつかめた? うーん、楽しくできたからよかったかな。イングランド戦が本番だから、頑張らないとね」
■楢崎正剛選手
「口が腫れてる? 足も打ったし、もう満身創痍(苦笑)。いきなりやられたからね。立ち上がりはセットプレーのポジションとか守り方とか注意してたけど、やられたんでね。まずセットプレーにならないような対応が必要。そういう機会を与えないようにしないといけない。あとは自分がもっとリーダーシップをとってゴール前を守らないといけない。どんな失点もしたくないしね。1点目の失点は、なるべくラインを高く保って自分が出るスペースをケアしたかったけど、限りがあるしね。もっときちんとクリアしないと」
■宮本恒靖選手
「1点目の失点はボールがすごくよかった。アンラッキーな面もあった。その前に相手にファウルを与えないことが大事。セットプレーの失点には注意しないと。意識を高くする必要がある。失敗を繰り返してはいけない。守備と守備の間に入られたけど、僕のポジションを坪井にもう少しカバーしてもらうとかね。高さはそこまで怖いとは思わなかった。こぼれ球を拾うとかもっとやっていかないといけない。2点目の失点のシーンは高さの問題じゃなくて、マークを外された。タイミングの問題だと思う。ファーサイドにいかれたわけでもなかったし」
■三都主アレサンドロ選手
「足の状態は練習の時、痛かったので1回休んで治療もした。治療は1日じゅうホントに冷やしたりとかね。ヒザの腱がどうなっているのか、自分でも分からない。薬も飲んでるし、痛みも抑えているから、そのせいでいいのかな。でも監督はイングランド戦もあるし、無理するなっていってる。痛かったら言えって。大事なのは9日だって。
うーん、個人的にはまだまだ。今日は前が空いていたけど、左でつなぐチャンスが少なかったし、ボールを持った時、周りと遠かった。もうちょっとね。3-5-2の時は右からの攻撃の方が多かったし。4-4-2になって、後ろに下がるなとはいわれてたけど。ボランチのバランスを取って満男のカウンターを狙えといい指示だった。後半はもっと前でやりたかったけど、こういう試合もある。4-4-2になったのは、いろんな選手を使ってみたかっらし、試したかったんじゃないか。両方のシステムを使い分ける練習としてはよかったと思う」
(取材/文:元川悦子)
*****
■お知らせ
All About Japan 「日本代表・Jリーグ」ではメールマガジンを発行しています(無料)。
お申し込みはこちらからどうぞ!
※All About Japan 「日本代表・Jリーグ」メールマガジン
・
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。