■玉田圭司選手
「前半は結構、最初にいいことができたから、ここまでうまくいった。いい形でゲームに入れたのも大きかった。試合の後、ヒデさんに『前半はもうちょっと勝負してもよかったんじゃないか』と言われた。確かにもっと周りを見ながらやればよかった。前を向いた時、もうちょっと仕掛ければ勝てたんで。
相手はスピードもなくて、大したことはないかなあと思った。チェコは攻撃的な選手がいっぱいいたから、中盤とディフェンスラインにスペースがあった。それをうまく利用できたのではないか。自分の前には大きな選手がいたけど、強い選手にはいい状況でボールを受ければいいし、自信を持って勝負できる。やりやすかったですね」
■坪井慶介選手
「後半後ろに神がいたから(笑)。相手に放り込まれてやられた時、どうしても引いてしまう。ああなった時、正剛さんのファインセーブがあったんで助かった。守りに関しては、1対1はいつも通り簡単に飛び込まないようにしようと心がけた。1人では勝てない相手でもみんなでカバーリングしあったりしてうまく対処できた。後半に入ってきた選手もデカかったですから。相手はもらう前の動きもうまいし、汚いプレーも仕掛けてくるから、そういうことを頭に入れつつやっていた。今日は世界のレベルを感じました」
■田中誠選手
「向こうも初めはガンガン来て、やられそうな場面もあったが、まあ結果が全て(笑)。アウェーで勝ったことは自信になる。僕らは挑戦者だったし、失うものは何もなかった。そういう気持ちが結果につながったんだと思う。ハンガリーにも欧州の大きい選手が多かったし、セットプレーでやられたんで、それをしっかり学習してゴールに近いところでセットプレーを与えないようにした。不用意なファウルを与えないようにと監督からも指示があったし。
自分はチームにフィットする時間がなったけど、今回は3バックだったし、周りとこミュニケーションを取ってやった。1人が前に出たら、別の選手がカバーするとか、気を使いながらやった。組織で守ることをこの2試合でやって、いい結果が得られたのではないか」
■三都主アレサンドロ選手
「今日はサイドにスペースがあったんで。最初のフォーメーションでは右にディフェンシブじゃない選手がいたから、そこが狙い目だと思った。ジーコもポボルスキーのところを狙えと言っていたし。相手に対して突破する意識もあったし、スペースもあったから、できたのかもしれない。いい立ち上がりが結果につながった。今日の日本は守備の形ができていて、ボールを取った時にキープするとか捌くとかプレーがハッキリしていた。それに中盤でボールを失わなかった。サイドにボールを出して展開を作ることもうまくできたのではないか。
今日はチェコがロングボールを出してくるという予想だったから、3-5-2で1人余った方がよかった。3-5-2だとサイドで仕掛けて速めにトップにボールを出せる。監督は4-4-2も3-5-2も出来た方が選択肢が増えると思っているはず。どっちもしっかりやらないといけない」
■藤田俊哉選手
「今日の試合に向けて、コンディションが気になった。やれるのかなって。だってシンガポール戦から9試合目だよ。ゾッとしたよ、手帳を見て(笑)。こんな忙しい選手もいないなと思ったくらい。でもこの忙しさが好きだしね。中国からも14時間かかったよ、ハンガリーに行くのに。
今日の試合では、オランダの経験があったせいか、相手にビックリすることはなかった。もちろん相手のFWはデカくてビックリしたけど。前より相手の大きさとかスピードとかで驚かなくなったのは確か。だいたい感覚的に分かるし。それでもネドベドのスピードには感心した。サイドに流れてボールをもらうのが好きな選手だと思ってたけど、人と違うところを突いてくるよね。
勝ったけど、今は次も勝つためにしっかりやろうと思ってるだけ。今日はとにかく相手を追いかけてボールを取ろうぜとみんなで放した。ハンディキャップを少なくするためにも、そうするしかないし。もしバテたら交代すればいいから。ちょっと昔臭いかもしれないけどね。今は国内外関係なくチームが1つになってきていると思う」
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