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アテネオリンピック アジア最終予選 五輪代表日本ラウンド直前(3ページ目)

3月14日から行われるアテネオリンピック最終予選。福島県で最終合宿を行っているU-23日本代表の模様を、サッカーライター元川悦子さんのレポートでお届けします。あと3試合、がんばれ!

執筆者:小野寺 俊明

最後に、パス回しからのシュート練習、個人陣のFKやシュート、クロス、ロングパスなどを確認して、練習は終わった。

この日のトレーニングを見た限りだと、バーレーン戦のスタメンはGK林、DF闘莉王、茂庭、那須、ボランチ鈴木、今野、右サイド徳永、左サイド石川、トップ下・山瀬、2トップ田中、高松という顔ぶれが有力だ。平山は本来のスケール感を完全に取り戻すまでにあと数日かかりそうな気配。大久保は田中達也と役割を交代し、今回はスーパーサブとして試合にのぞむ。本人も「役割はどっちでも問題ない。ポジションもどこをやるか分からないし。大事なのはチームが勝って、五輪に行くこと」すっかり割り切っている。セレッソ大阪で実戦を積み、コンディションも上がっており、練習では鋭いシュートを何本も放っていた。彼の復活にも期待したい。

そして最大の懸案は左サイド。山本監督は「今晩、根本(裕一=大分)がチームに合流するので、彼の状態を見ながら最終的に決める。しかし石川の左サイドには計算が立った。相手のサイドも空いているし、彼のスピードは有効だ」と話している。今回はホームゲームということで、最初から攻撃的に行っても問題はない。やはり石川の先発起用という選択を下すことになるだろう。

選手たちはこの日午後、福島を出発し、決戦の地・埼玉へ移動。明日の夜、公式練習を消化し、いよいよ日本ラウンド初戦のバーレーン戦に挑む。アテネへ行くために必要な「勝利」をめざし、若きジャパンが再スタートを切る。

※監督・選手のコメントは次ページから

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