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アテネオリンピック アジア最終予選 五輪代表日本ラウンド直前(4ページ目)

3月14日から行われるアテネオリンピック最終予選。福島県で最終合宿を行っているU-23日本代表の模様を、サッカーライター元川悦子さんのレポートでお届けします。あと3試合、がんばれ!

執筆者:小野寺 俊明

■山本昌邦監督

「いずれにしても厳しい戦いになる。選手のコンディションも戻っていないし。それでも戦うチームを作りたいし、結果を出すために何が大事か考えていく必要がある。勝ち点を稼ぎながら、粘り強く戦っていきたい。逆境の中でこそ、本当の意味の力が試される。苦しい中でも強さが問われてくる。

平山、森崎、那須の体調が戻っていない? 確かに100ではないが、少しずつ回復基調にあることは間違いない。ベースの部分には戻ってきている。森崎は1試合出場停止なので、次の試合に合わせればいい。全体的には順調だ。深刻な状態からは脱しつつある。選手も新しいメンバーが入ったが、全く問題はない。3試合連戦になるし、ここにいるメンバーをフルに使いたい。チーム全体に力で戦いたい。

大久保への指示? コンディションを確認したのと、どこでもやってもらわないといけないという話をした。FWだけにとどまらず、中盤に入ることもある。FW同士で代わることもあるだろうし、中盤の選手がFWに入ることもありうる。彼はUAEに行っていないし、相手のビデオも見ていないから、まだ相手をつかみきれていない、ビデオを見てさらに復習して、試合にのぞんでもらいたい。

今日の練習? 寒い中、あまり止めて指示をする時間が取れなかった。だから流れの中での練習になった。

サイドチェンジからボールを展開する形をやっていた? それも1つのポイントにはなる。サイド攻撃からのサッカーのセオリーの1つ。確認を徹底した。相手の30番? そういう選手もいたね(苦笑)。だけど彼だけじゃなくて16番も高さがある。16番を軸にロングボールを蹴ってくるから、どうやってコンパクトにするかを考えて修正し、我々のサッカーをすることが大事。

左サイド? 今日、根本がくるから、彼の様子を見てから考える。石川を含めてそれぞれのタイプを見ながら、最終的に判断したい。石川の左サイドは計算が立った。彼の攻撃力、スピードは相手にとって脅威になる。しかも相手のサイドが空いているから、点に絡んでもらえるんじゃないか」

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