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残り7試合となったJ1。秋風が吹くとともに、今年も当事者となるサポーターたちにとっては胃の痛くなる時期がやってきた。J1残留をかけての争いだ。99年からJ2が設立されることに伴い、98年から始まった残留争いは、傍観者にはドラマ、当事者には修羅場となった。
写真は2002年降格が目前に迫ったコンサドーレ札幌のサポーターが、チームを信じて試合前に掲げた「I believe」の文字。10月12日秋晴れの札幌・厚別。見ていて涙が出そうになった…。
■過去の降格・昇格
1998年 札幌降格
1999年 浦和・湘南降格 川崎・F東京昇格
2000年 川崎F・京都降格 札幌・浦和昇格
2001年 福岡・C大阪降格 京都・仙台昇格
2002年 広島・札幌降格 大分・C大阪昇格
■過去の降格ライン
1999年 勝ち点28で降格(他に勝ち点28が2チーム、得失点差)
2000年 勝ち点25で降格(残留は勝ち点28)
2001年 勝ち点27で降格(残留は勝ち点30)
2002年 勝ち点26で降格(残留は勝ち点31)
※98年は97年と98年の合計ポイントで換算で従来の方法とは異なるため除外。
過去のデータで言えば、勝ち点29あれば残留できることになる。今年も恐らくこのあたりになるだろう。残り7試合で大分・神戸・京都は3勝4敗、仙台は4勝3敗が残留のための一つの目安と言えそうだ。
■現在の年間順位(セカンドステージ第8節終了時点)
12位 ガンバ大阪 勝ち点26 得失点差-3
13位 大分トリニータ 20 -5
14位 ヴィッセル神戸 20 -23
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15位 京都パープルサンガ 19 -23
16位 ベガルタ仙台 16 -22
実際の争いになるのは13位以下のチームになるだろう。13位と16位の差はわずか「4」しかない。連勝と連敗で立場が入れ替わる状態だ。あと7試合。最終節は11月29日(土)、残り2ヶ月は予断を許さない。
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