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日本初のネーミング・ライツ、東京スタジアムから 味の素スタジ

「東京スタジアム」から「味の素スタジアム」へ。日本初のネーミング・ライツが契約された。さてそれはどんなものなのか?

執筆者:小野寺 俊明


東京スタジアム → 味の素スタジアム

FC東京と東京ヴェルディ1969の本拠地、東京スタジアムの名称が、3月1日(土)から「AJINOMOTO STADIUM」(和文表記:「味の素スタジアム」)に変更された。 サブグラウンドは商品名から取った「アミノバイタルフィールド」。


これは、ネーミング・ライツ(命名権)に関して「株式会社東京スタジアム」と「味の素株式会社」が基本合意したもので、契約期間は5年間、金額は12億円となる。

ネーミング・ライツは、アメリカでは一般的で、シアトル・マリナーズの「セーフィコ(保険会社)・フィールド」などもそうだが、国内の公共施設としては、今回の契約が初の事例とのことだ。


このスタジアムの名称変更は大掛かりなもので、スタジアムの看板だけでなく、周辺の案内表示、最寄りの京王電鉄・飛田給駅の駅名表示「飛田給(味の素スタジアム前)」など関連するもの全てが変更となる。聞いた話ではここに分室を持つFC東京(東京フットボールクラブ株式会社)の名刺も変更するそうだ。当然地図も変更の対象となるので、今後発行される地図も変更されるだろう。


話題になっているのは、5年間12億円は高いか?安いか?ということだが、個人的な考えだが、充分元は取れるのでは?と思っている。ひとつには露出の多さ。Jリーグ2チームが本拠地としているため、Jリーグのある時はほぼ毎回(交互に本拠地として利用するため)露出する。

TVでは「味の素スタジアムで行われた、FC東京対…」といったアナウンスが流れる。これはNHKでも流れるし、中継だけでなくスポーツニュースにも出ることになる。スポーツ新聞もそうだ。またこのスタジアムでは、コンサートなども開催される。さらにアミノバイタルフィールドでは、ラグビーやアメリカンフットボールなども開催される。あとはマーケティング的に、この資産をどうやって利用するか?であろう。さまざまな企画が行われるに違いない。

FC東京HP
東京ヴェルディ1969HP
京王グループHP
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