破風が天守の一番の見どころ
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彦根城の装飾された軒唐破風。弓うっているように見える上の部分 |
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側面から見ると入母屋破風と軒唐破風が重なって見えるようになっています |
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姫路城の小天守の入母屋破風。三角形の部分 |
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姫路城の天守の破風を眺めてみる。唐破風と千鳥破風で構成されているのがわかります |
天守閣を見るときのポイントも撮影には大きく影響してきます。天守閣の見どころはいくつかありますが、その中でもわかりやすいのが、破風(はふ)。破風とは、三角形の出窓のような部分のことを指します。この破風の作りが、天守の見栄えの決め手になる大事なパーツ部分。
天守を撮影するときには、この破風を意識するようにします。破風の基本の形としては、最上階にある入母屋破風や三角形の出窓のような千鳥破風があります。
このほかにも丸みのあるカーブを持った唐破風もあり、その中に装飾があるものもあります。この形や模様を中心に撮影してみましょう。
鯱もポイント
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姫路城の千鳥破風に付く鯱 |
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松本城の鯱。望遠レンズで寄せて撮ります |
天守屋根の先端につけられている鯱(しゃち)、これも天守のポイントのひとつ。名古屋城の金の鯱鉾は有名。この鯱を中心にして撮ってみるというアブローチもあります。ただ、屋根についているので、アップで撮るには高倍率の望遠レンズが必要になります。
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