透明度が低い水中は写る範囲も狭い
真水のように澄んだきれいなところで撮影するのであれば、特に問題はないのですが、国内の海水浴場での水中は透明度はあまり高くないところが少なくありません。水中写真は、水の透明度と写真の写る奥行きは比例していきます。あまり透明度がない水中では写せる範囲は広くないと理解しておきましょう。
透明度の低い水中では、出来るだけ被写体をレンズに寄せてから撮るのがポイントです。
透明度の低い水中では、写真の写る奥行も狭くなる |
波により水中のゴミか舞い上がる
もう一点、特に海中などで気をつけたいのが、波などで舞い上がったゴミなど。波打ち際などで撮影をしていて、シャッターを切るタイミングと同じに波が寄せ、水中にあるゴミなどが写ってしまうこともあります。波の影響をあまり受けない場所を選んだり、水中が落ち着いているのを確認してから撮影するといいでしょう。
波などでゴミなどが水中に舞い上がるとそれも写る。フラッシュをいれるとよりはっきり写るので注意が必要 |
透明度が高くない海で生物を撮ってみたサンプル写真を次のページでご覧ください